内容説明
息子にとって母親の死ほど深い喪失はない。母親の死に直面したとき、息子は何を思うのか?現代アメリカを代表する小説家、エッセイスト、ジャーナリストら14人によるアンソロジー。母親と息子の葛藤と和解、拒絶と思慕が綴られた珠玉のエッセイ集。
目次
母の存在(フリードマン,サミュエル・G.)
ラッセルはどこ(ベイカー,ラッセル)
これも母殺しか(バックウォールド,アート)
ママ(ゴンザレス,ラファエル・ヘスス)
横死した母の無言の教え(マドゥブティ,ハキ・R.)
死ぬのは楽ではない(マシューズ,T.S.)
自分のものとしての死(ソロモン,アンドルー)
わが内なる母(モラマーコ,フレッド)
沈黙のなかで語ったこと(マソーヴァー,スティーヴ)
お母さんっ子(ブローナー,ボブ)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がぁ
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自分に男の子がいるために、どうしてもわが身に引き寄せて考えてしまった。いつの日か、我が子もこのような想いを抱くのだろうか。いつの日か、我が子と別れる日が来るが、どのような別れになるのだろうか。いずれの作品もすばらしかったが、特にハキ・R・マドゥブティのエッセーには心を揺さぶられた。 2008/03/17
doradorapoteti
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アップダイクの長編かと思ったら、14人のエッセイ。しかもメジャーなのはアップダイクのみなのに、最後の数ページ。母親の影響なんて全くないが?2010/02/16
坊っちゃん
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★★★★1/22018/06/07