内容説明
TRONでこう変わる。来たるべきコンピュータ社会のアメニティ・アーキテクチャ。
目次
プロローグ 世紀末論
バラ色の未来と灰色の未来
第1章 電脳社会のイメージ―超機能分散システムへ向けて
第2章 快適生活論―王様と100人の召使い
第3章 デザイン論―メタファーの崩壊と再生
第4章 教育論〈1〉コンピュータを使った教育
第5章 教育論〈2〉コンピュータの教育
第6章 都市論―都市の多様性と多様性としての都市
第7章 文化論―インターフェースとコミュニケーション
エピローグ 展望―普通の時代に向かって
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideki Kato
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最近、研究で組込パソコンを使い始めた。関連情報を集めているとTRONという懐かしい言葉を見かける。TRONってどうなったのか?なんだったのか?気になったので、提唱者である坂村健氏の本を読んでみた。 30年前に書かれた本である。コンピュータが普及して世の中がどう変わるか?ということが書かれている。30年後の今、まさにその通りになっている(第6章の都市論だけは、いまいちピンとこなかったが…)。残念ながらTRONプロジェクトは世界標準になれなかった。しかし、彼は天才的な思想家だと私は思う。2018/04/08