出版社内容情報
欧米の宗教心理学の理論枠組みを用いながら、綱島梁川、高山樗牛、清沢満之、国木田独歩の「宗教的人格」の特徴を解き明かす。
内容説明
宗教的人間とは何か?宗教心理学の理論枠組みを用いて、近代日本の「宗教的人格」の比較研究が展開される。
目次
第1部 宗教的人格
第2部 宗教的人格研究の方法(歴史上の宗教的人間研究方法への試み;比較宗教人間学への一視点―梁川の「見神」と独歩の「見死」における;人間において「相渉る」ということ―比較宗教人間学的一視点から;宗教的人間の類型と個性―事例研究との関連において)
第3部 近代日本の宗教的人格(人間の山河―宗教的人格事例研究の旅;求道と煩悶の群像;宗教的人間の比較的考察―梁川・樗牛・満之;人間と宗教;真清居士・鈴木馬左也の禅的人間像と生涯―臨済居士禅の事例考察;忘れられた宗教思想家・綱島梁川―究極的な神との関わり「予が見神の実験」)
著者等紹介
松本皓一[マツモトコウイチ]
1927年、埼玉県行田市に生まれる。旧制浦和高等学校を経て、東京大学文学部宗教学宗教史学科卒、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得後満期退学。現在、駒沢大学名誉教授、日本宗教学会名誉会員。公開仏教セミナーを主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件