内容説明
わたしは誰?正常と異常の世界が交錯する。正常な人間の部分がどんどん消えていく。しかし、「わたし」はそれを哀しいと感じることもなくなって…。「認知症」を本人の視点で描く意欲作、前作「お二階のひと」と表裏一体。夫婦のあり方、教育観、認知症への対応―柴山文学の総決算!
著者等紹介
柴山芳隆[シバヤマヨシタカ]
1942年秋田市生まれ。1987年最初の単行本である中編小説集『しろがねの道』刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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