内容説明
本書は、ニコラウス・アーノンクールによる17、18世紀に聳える三人の作曲家、モンテヴェルディ、バッハ、モーツァルトについての論考を収録したエッセイ集である。これらは主にアーノンクールがザルツブルグ大学を始として様々なところで行った講演や雑誌に掲載された記事などからなっている。
目次
第1部 音楽的対話(中世の音楽―その音のイメージについて;教会の内外における楽器;1600年頃の大改革;響きの美学、醜くも美しいとは!?;現代におけるモンテヴェルディ ほか)
第2部 作品について語る(クラウディオ・モンテヴェルディ;J.S.バッハ;W.A.モーツァルト)
付録
著者等紹介
アーノンクール,ニコラウス[アーノンクール,ニコラウス] [Harnoncourt,Nikolaus]
1929年ベルリン生まれ。グラーツで育ち、チェロをパウル・グリュンマー、ウィーンでエマヌエル・ブラベックに師事。1952年から1969年までウィーン交響楽団のチェロ奏者を務める。1953年にオリジナル楽器を用いてルネサンス・バロック音楽を演奏するウィーン・コンツェントゥス・ムジクスを組織、バッハ、モンテヴェルディをはじめとして多くの作品を演奏またレコーディングする。1975年からは、演出家のジャン・ピエール・ポネルとの共同作業により、チューリッヒ歌劇場でモンテヴェルディとモーツァルトのオペラを上演して大きな反響を呼ぶ
那須田務[ナスダツトム]
1957年静岡県生まれ。洗足学園大学音楽学部器楽科卒業後渡独。ケルン音楽大学で古楽演奏を学び、さらにケルン大学にて音楽学科を修士修了(M.A.)。1989年に帰国してからは、音楽評論家として、音楽雑誌、新聞、CD解説などでCDおよびコンサート批評などの執筆活動を行なう。現在、レコード・アカデミー賞選定委員。日本ペンクラブ会員。洗足学園音楽大学および同大学院非常勤講師
本多優之[ホンダマサユキ]
1955年東京生まれ。国立音楽大学楽理科、ケルン音楽大学指揮科卒業。指揮をフォルカー・ヴァンゲンハイムに師事。また、ニコラウス・アーノンクールから音楽的に大きな影響を受ける。これまでに、ハンブルク国立歌劇場オペラ・スタービレ、ベルリン現代オペラ・フェスティバル、モラヴィア・フィル、アンサンブル・ケルン、東京混声合唱団など数多くの演奏団体、ソリストと共演。また2001年より宮城学院女子大学音楽科講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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