内容説明
どうすれば「中山間地域は再生するか」。大学の垣根をこえて組織された研究チームが、5年の歳月をかけて地元(美濃)の郡上和良を調査しました。集落と家族、産業と労働、健康と暮らしの3つの側面から現状を総合的にとらえ、「再生」への道すじを示しています。
目次
プロローグ いま中山間地域はどうなっているか(中山間地域のいまをどうみるか;郡上市和良町はどんなところか)
1 集落と家族はどうなっているか(集落と家族の現状;ある家族の生活史;集落と祭り)
2 産業と労働はどうなっているか(農業と農家の現状;農業の新しい担い手と地域農業;加工生産組合の担い手と経営;農村工業の経営管理と労働)
3 健康と暮らしはどうなっているか(「保健医療福祉施策」と高齢者の生活;「社会的な自立」による人間らしい暮らし)
エピローグ 「平成の大合併」とこれからの中山間地域(町村合併と地域振興策の変容;これからの中山間地域をどう展望するか)
著者等紹介
白樫久[シラカシヒサシ]
ノートルダム清心女子大学文学部教授、地域社会学
今井健[イマイケン]
岐阜大学応用生物科学部教授、農業経済学
山崎仁朗[ヤマザキキミアキ]
岐阜大学地域科学部准教授、地域社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。