出版社内容情報
20世紀前半のフランス文学・思想界においてきわめて重要な役割を果たしながら,その後長きにわたって不当に無視され,疎まれてきた作家スュアレス.本書は,フランスで没後半世紀以上を経て今ようやく再評価され始めたこの不遇の作家を,忘却の彼方から呼び戻し,その全体像
内容説明
人間存在と世界の真実を深く洞察した動乱の時代の炯眼なる証人―20世紀ヨーロッパ精神史に屹立する作家=思想家の生涯。
目次
プロローグ―反逆のコンドッティエーレ、アンドレ・スュアレスとは?
第1章 マルセイユからパリへ
第2章 さまざまな出会い
第3章 第一次世界大戦
第4章 迫りくる第二次世界大戦の影
第5章 コンドッティエーレのレジスタンス
エピローグ―アンドレ・スュアレスと現在性
著者等紹介
宇京頼三[ウキョウライゾウ]
1945年生まれ。九州大学大学院修士課程修了。三重大学名誉教授。専門=フランス文学・独仏文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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