内容説明
子どもをありのまま受け止めることが子育てを楽しむ秘訣。３８年の保育士としての経験と２８年の母としての思いがつまったお母さんたちへのメッセージ。
目次
１ 産前産後のあれこれ（頑張らない子育てを；子育て中のイライラはどこからくるの ほか）
２ 信頼から始まる親子関係（お母さんだけの子育ては不自然；「いい親」ってなんだろう ほか）
３ 家族について思うこと（大切なきょうだいゲンカ；祖父母とどうかかわる？ ほか）
４ 子どもから教えられたこと―３人のエピソードから（赤ちゃんはいろいろわかっている；本当の優しさを育てるために ほか）
５ 妻として、母として（大切なのは今を積み重ねること；子どもが病気のときには ほか）
著者等紹介
井桁容子［イゲタヨウコ］
１９５５年、福島県いわき市生まれ。１９７６年、東京家政大学短期大学部保育科を卒業後、東京家政大学ナースリールーム勤務。２００２年より、ナースリールーム主任。東京家政大学・短期大学部非常勤講師。日本保育協会保育実践研究企画・審査委員も務める。テレビの子育て番組に出演するなど幅広く活躍中。２児の母親（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽぽんた
21
赤ちゃんは頑張っているお母さんよりものほほーんとしているお母さんの方が好き。子育ての悩みは、赤ちゃんよりも大人に問題がある場合が多い。‥ちょっとズシンとくる言葉がたくさん。それでもスッと飲み込めるのは、経験に裏づけられた保育士さんの言葉だからかも。「旦那さんにこうしてもらうといいよ」というアドバイスもたくさん。それをすべてクリアしている我が家の旦那さんがより好きになった本でもありました。2020/02/12
カッパ
11
赤ちゃんのメッセージを読み取るのが苦手な最近の若者。やわらかなお母さんがいい。不思議な行動、変に頑張りすぎたり、外出しないからといって責めることもない。案外、あかちゃんは無理に頑張らなくてものほーんとして寄り添ってくれるお母さんが好きである。2019/09/15
のり
8
子どもが言うことを聞かずに何回も同じ事を繰り返すのはやってはいけない理由が伝わっていないから。「困ったときは、先生にお話して助けてもらってね」と送り出し、「今日はどんなことがあったか聞きたいな」と迎え、自分の思いを自由に表現できる雰囲気作りを心がける。人生の困難に出会った時に乗り越える力の源は、自己肯定感。子どもは親が教えようと頑張ったことではなく、大切にしてきたものを受け継いでくれる。子どもにとって、今の自分に気づいてくれる、寄り添ってくれる「のんきな母さん」を目指します。2014/10/07
ayyasui1985
7
チンパンジーは生まれてから四年間ほどお母さんにしがみついて育つらしい。人間は特性を踏まえるとチンパンジーとちがって一人で子育てを行わなくて良いんですよ、という文脈だったが、とにかくチンパンジーじゃなくてよかったと思ってしまった…。四年間て長すぎる。 産後焦り過ぎることも、夫にイライラしてしまうことも、こどもが言うことを聞かないことも、よくあることだからできるだけ楽しみましょう、のんびりいきましょうと気を楽にしてくれる本でした。子といっても信頼関係を築くこと、育て急ぎの気持ちをなるべく無くすこと。2017/10/17
なほみ
6
みんな頑張ってるんだから私もやらないと…このまま社会復帰できないんだろうな…まさに私が今思っていることで。「褒める」と「認める」は違う、子どもはのんびりしたお母さんが好き…等々とてもタメになりました。2018/06/17
