内容説明
厚生省のエイズサーベイランス委員会は2カ月ごとにエイズの現状を報告しているが、それによると、日本の若年層のHIV感染が依然として増加の道をたどっている。根治薬が出現していない今日、感染しても発病の期間が延びつつあるとはいうものの、これから生産活動旺盛という時期に発病する現実をどう考えればいいのだろうか?本書は若者を前提として、彼らに次のことを話しかけている。それは、HIV感染の4人の若者のインタビューを通じて、彼らのひとりひとりの人生観がどう変化したか、そして何を伝えようとしているのかを。
目次
第1章 HIVとエイズ
第2章 真実と嘘
第3章 感染を防ぐ
第4章 検査とそのあと