出版社内容情報
西郷隆盛、吉田松陰、勝海舟ら幕末の英傑たちに多大な影響を与えた儒学者・佐藤一斎(さとう・いっさい)。その一斎が、42歳~82歳までの40年間に書きためた1133条からなる「人生の教え」が『言志四録』です。ペリーが黒船でやってきた1853年に刊行されています。
なかでも西郷隆盛は、島流しの刑を受け自分の行く末がわからくなったときに『言志四録』を島に持ち込み、薫陶を受けたといわれています。本書は、西郷隆盛が『言志四録』から自らの生きる指針として選び座右の銘とした101の言葉(原文)を記載。それに現代語訳と解説を加えました。
正解のない、先の見えない現代でも、日本をどうにかしようと立ち上がった幕末の志士たちと同様にリーダーや生きるうえでのバイブルとなるのが『言志四録』です。
【目次】
第1章: 心を尽くす。答えはすべて自分の中にある
第2章: 学び、そして実践することが肝要である
第3章: 導く者の心得。人への貢献と信頼の積み重ね
第4章: 志を信じ悔いなき生き方を目指したい