出版社内容情報
謎解きイベント制作会社に、同社の〈謎制作課〉に所属する舟木が自殺したとの知らせが入った。警察から「謎解きに協力してほしい」と依頼を受けた同僚の4人は、舟木の自宅に急行。そこには、「僕の死の真相は、次の謎をすべて解いた時に明らかになります」というメッセージと、16問の謎解き問題が残されていた。謎に包まれた“真相”を見破ることができるか? パズルを解いて、事件の真相を突き止めろ!
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Ikutan
58
「僕の死の真相は、次の謎をすべて解いた時に明らかになります。」謎解き作家、舟木亮太朗が16問の謎を残して死んだ。ということで、リアル脱出ゲームのSCRAPによる16問の謎解き問題。これがなかなか難しい。解けるとすっきりだけれど、いくつかは分からず、ギブアップで解決編に。問13が一番難しかったな。16問の謎が解決してからも、舟木からのメッセージを知るには、更なる謎解き。そして、本当の解決編で意外な真相が。最後に、拘置所から届いたおまけの2問もあって、読者参加型の楽しい一冊でした。2025/11/27
オーウェン
48
死んだ謎解き作家が遺した16の問題。 それらを解いたとき、謎の答えだが出る。 警察が協力を求めたのは死んだ舟木が所属していた脱出ゲームのSCRAP社員と共に挑む。 この謎解きを見てるこちらも同じように挑戦できる趣向。 16の謎解き自体は中高生でも出来るような謎だが、そこから派生していく解決編。 問題文やページにまで謎が施されており、そこは作者の凝りようが見て取れる。 軽い気持ちで見れるのでスッキリした気分になれるが、普通のミステリほどの重さはない。2025/12/18
assam2005
17
やっと解けたー!一晩寝て頭をクリアにしてようやっと…。12問目、13問目に苦戦しましたが、自力で何とか。リアル謎解き小説、16問の謎を残してSCRAP社員が死亡した。その原因を知るために読者は謎を解く。問題編、解答編と分かれており、謎解きチャレンジする方は解答編手前でストップすることができる。この本は物語の筋よりも謎解きに特化した一冊。脱出ゲームのSCRAPが作った謎に挑戦できるチャーンス!脳細胞を働かせ、ウンウン唸ってようやく答えにたどり着けた時はもうスッキリ〜!です。謎解きにチャレンジしたい方、是非!2025/11/23
RRR
15
リアル脱出ゲームとコラボした作品。いやはや、リアル脱出ゲームってこんなに難しいのか、早々に白旗上げました。藤崎作品の中で、最も難易度が高い作品です。リアル脱出ゲームをきちんと理解している節がありました。2025/10/11
らなん
14
藤崎さん12冊目。2025年。参加型というか、体験型と言ったら良いのか、楽しみながらのミステリーでした。ゲームの会社に勤める謎解き作家の男性が自殺した。遺書には、死の真相は16問の謎解きをするとわかるとあり、警察から謎を解いてくれないかと 協力要請があった 。で、読者も一緒に謎を解いていくのだが、全くわからないものもあり、16問中6問しか正解していなかった。解答をもとに、真相を明らかにしていくが、これまた一筋縄ではいかず、2時間弱十二分楽しんだ。2025/11/06




