感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヘラジカ
13
ブッカー賞候補にしてピンチョン激賞の傑作『フェンス』の作者によるもう一つの代表作。国も時代も知れぬ現代の寓話的物語。索漠たる大平原に築かれたコミュニティで人間同士の軋轢が描かれるが、そこまで大きな動きはなく牧歌的ですらある。しかし、僅かに凶悪な暴力性を孕んでいる気配もあり。危うい均衡の上で、どこか気の抜けた登場人物同士の掛け合いを眺めている様は白昼夢のようだ。舞台も人間関係も、間違いなく何かの暗喩ではあるのだが、漠然としていて掴みがたい。英国人が読むと歴史の反映を読み取れるとか。平易だがなかなかの怪作。2026/02/08
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