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内容説明
なぜ集めるのか?なぜ集まるのか?全国の博物館に収蔵・展示されている民具は、なんの変哲もないものでも、その使い手の生活や文化を後世に伝える貴重な物である。しかし現在、博物館の経営難や資料の膨大さから破棄されるものも増加しており、民具資料の存在意義が問い直されている。本書は、能登半島とフィリピンのイフガオ州にみられる収集活動の事例から生活の中での物と人との関係性を考察し、その関係を踏まえた「緩やかな保存」を提案する。
目次
序章
第1章 日本における民具収集の社会的背景
第2章 石川県能登地域における民具収集の民族誌
第3章 フィリピンにおける民族品収集の社会的背景
第4章 フィリピン・イフガオ州における民族品収集の民族誌
第5章 考察と総論:なぜ集める?なぜ集まる?
第6章 民具の「緩やかな保存」
付属資料:コレクション一覧
著者等紹介
川邊咲子[カワベサキコ]
国立歴史民俗博物館・特任助教。専攻・専門:文化人類学、博物館学、文化資源学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。