出版社内容情報
モモは、おとなりのおばあちゃんにもらった綿花のタネを植木鉢にまいて、弟のタイガといっしょに育てます。綿花は糸になるんだって。綿花はぐんぐん育って、花が咲いて、実がなって……。実がはじけると、中から白いふわふわの「わた」が顔を出しました。つみとったわたは、おばあちゃんに教わった方法で糸につむぎます。できあがった糸で、さあ、モモはなにを作るのでしょうか。物語を通して「育てる」「作る」を楽しめる絵本。
内容説明
タネまき水やりわたつみ糸つむぎ布おり。おとなりのおばあちゃんがくれたタネをベランダのはちにまいたモモとタイガ。大事にそだてたら、花がさいて、実がなって、はじけた実からふわふわのわたがとれました。このわたから、糸がつくれるんだって!綿花のそだて方、糸のつむぎ方、布のおり方など綿花と楽しくつきあうヒントがいっぱいつまった一冊。
著者等紹介
あおきあさみ[アオキアサミ]
青木麻美。多摩美術大学大学院油画研究室修了。平面作品の制作、発表などの活動をしながら植物を育て、大型犬と暮らしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けいねこ
7
家庭菜園用の畑を借りていたときに、綿花を育てたことがある。収穫はできたものの、その後どう扱ったらよいかわからず、無駄にしたような気がする。この本には、育て方から形にするまでの方法も出ていて、あの頃この本があれび良かったと思った。また挑戦する機会があったら、この本を手元におこうと思う。2025/05/26
ふう
4
となりのおばあちゃんに種をもらい、綿花を育てることにするモモ。ただの観察日記ではなく、家族とおばあちゃんの生活が隣にあるところが楽しいです(犬や猫たちも!)育てたあと、糸に紡いで織るところまでよく分かります。2025/06/05
遠い日
4
すてきな体験をしたモモとタイガ姉弟。お隣りのおばあちゃんのアドバイスを受けながら、ベランダで綿花の栽培に挑戦します。種をもらって鉢に撒くところから始めて、その成長を大切に見守ります。ひと鉢でもお世話は大変。綿になるまでの期待と観察には熱がこもっていた。収穫し、ゴミ取りをし、綿をほぐし、糸を紡ぐ。そして、布に織るところまで体験した。こんなになんでも知っているおばあちゃんはすごい。わたしもやってみたい!2025/05/24
チタカアオイ
1
【図書館】2025/06/08
たくさん
0
綿100%とかよくあるけど、身近な環境で麺を育てるところってなかなか見ることは少ない。花がきれいなとかはあるけど実用的な糸として育てるってあんまり思わないものな。糸を紡ぐっていうのも言葉ではよく聞くし、たとえでもよく使うけど実際の紡ぎ方って習ったこともないものね。丁寧で次代に伝えたい気持ちで丁寧な本が作られているんだなって思わされます。知識が残ってほしいですね。2025/04/22
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