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出版社内容情報
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たけのこ
4
上下巻で完結。いろんな要素が絡み合い、サスペンスのような雰囲気も。この陰影のつけ方が独特で、やわらかい線も合間って目新しさになってますね。 切なさの残る物語は、ふとした時に思い出されそうなザラつきがありました。2026/06/27
s_s
2
物語は警察沙汰になる過程で、大晴自身の独自性を根底から揺るがす事態へと発展する。一切の繋がりがない血筋、織り交ぜられる嘘。「誰か」の都合で翻弄され、困窮・後悔して焦る大晴であるが、覆すことが出来ない過去を見据えながらも、地道に前に進もうとする懸命な姿に勇気づけられた。崖のふちに追い詰められたような彼の境遇であったが、その彼に手を差し伸べるのも、偶然の出会いが生んだ「誰か」である。全てが新鮮で未知の輝きを放ちつつ、ままならない普通の世界。何気ない掛け合い・刹那的な出来事が印象深く、心に響く良いラストだった。2026/06/25
s_s
1
再読。家族が崩壊する下巻。本当のことを知り、裏切られた気持ちで胸が苦しくなる大晴であるが、同時に「普通の世界」の住人として再スタートを切ることに。空白の履歴書、常識の欠如。自分が全く「普通」でなかったことに気が付く大晴。地道にコツコツと、前に進もうと努力していく姿は思わず応援したくなる。人生に土足で踏み入ってくる「誰か」もいれば、救いの手を差し伸べて親身になってくれる「誰か」もいる。それぞれの普通を尊重しながら進もうとする大晴の行く道は、アスファルトに散らばったビーズのようにキラキラと輝くことだろう。2026/07/06




