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出版社内容情報
熊倉献短編集「春と盆暗」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
13
☆ ちょっと変わった女子ばかりが登場する短編集。いつもニコニコしていて変なお客さんに絡まれるサヤマさんの妄想を描く「月面と眼窩」、年齢の離れたはとこのさわ姉に憧れる少年を描く「仙人掌使いの弟子」、クリームパン店の行列に並んで偶然知り合った甘いもの好きな男女がお菓子作りを学ぶ「甘党たちの荒野」など、6篇を収録。どれもちょっと変なシチュエーションで、不思議な魅力を持つ女性が現れます。彼女たちの魅力にヤラレてしまいます。熊倉献さんの作品はほんわかした雰囲気が大好きです。「ブランクスペース」全3巻も超オススメ。2024/12/16
よいおいこらしょ
5
面白かった。イメージの使い方がとても好きですね。例えば『水中都市と中央線』では、中央線の駅を偽名に使って援助行動もどきの行動をするヒロインは、よく息苦しそうに上を向いて呼吸をする。その様子が主人公にとっては水槽の中の金魚のように見えていた。物語が進むにつれ満員電車からくるものだとわかるのだが…… 水中、満員電車、息継ぎ、労働、シュノーケル、イメージの連想がストーリーを広げていて面白い。2025/03/08
Decoy
2
2025年の読み初め。風変わりな(でも奇抜過ぎて「??」とならないくらいの)物語が、どれも可笑しくて心地良い。独特な女性陣が、とても魅力的。2025/01/01
マロ
2
旧版を電子書籍で持っていたけどいつか紙でもほしいと思っていたら絶版になってた。そしたら新装版が出ていたので即購入。描き下ろしでボンクラが回収されていてなんかよかった。いずれの作品でも理想の女の子が顕現している。文学的でありながら俗っぽくもあり、浮遊感のあるユーモアもある。好きな人は強烈に好きな短編集だと思う。僕? 言うまでもなかろうよ。2024/12/31
アサギハコブネ
0
買ってすぐには、#1#2#6しか面白さがピンと来なかった いまでは#3からの話が好きなった けれど不動の一位は#12025/03/30