出版社内容情報
恋人が綴った、西村賢太との3547日
「生きていてほしかった」
私のせいで西村賢太が殺された、との認識が、
突然背後から鈍器で殴りかかってきた――
瞬間、左のみぞおちが反り返るようにグググと
引き攣って、洗面台に駆け寄って嘔吐いた――
『西村賢太殺人事件』の爆誕である。
<目次>
第一章 火吹達磨としぶり腹
第二章 岡山ルーチン
第三章 遥道
第四章 DJけんけん
第五章 一国一城の主
第六章 暴力沙汰
第七章 ケダモノの舌
第八章 愛情乞食
第九章 淸造大権現
第十章 西村賢太殺人事件
【目次】
内容説明
恋人が綴った、西村賢太(けんけん)との3547日。
目次
第一章 火吹達磨としぶり腹
第二章 岡山ルーチン
第三章 遙道
第四章 DJけんけん
第五章 一国一城の主
第六章 暴力の沙汰
第七章 ケダモノの舌
第八章 愛情乞食
第九章 清造大権現
第十章 西村賢太殺人事件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
道楽モン
53
版元が版元だけに、ただの回顧録で終わらず。表題作の第10章で目眩を引き起こす。本書の読者は西村賢太を読み込んだヘヴィな御仁が多い筈だ。第9章まではそんな賢太マニア達が、さもありなんと興奮しながら下世話な覗き見趣味を満足させる内容。やっぱ本物のDVじゃん(笑)。さすが賢太という実生活でのクズっぷりと同時に、いじましいまでに小さな幸福を慈しむ生活。アンビバレントな生活から生み出された西村作品の創作過程の裏側をも書かれている。しかし筆者にとってそれらはすべて第10章に向けての前奏曲。読者とのすれ違いが悲劇的だ。2025/12/14
おかむら
28
2022年に急逝した西村賢太の元恋人が、2012年から6年続いた岡山での半同棲生活の思い出を綴った本。そんな人がいたのかぁ、と私小説や大食い日記には出てこない一面が垣間見れるかと読んでみたら…。ひぃぃ! これは稀に見る奇書だー! 9章まででやめとけばまあ普通の回顧本だったのに、最後の10章の破壊力が凄まじい。そして著者が本当に伝えたかったのはこの最終章だそうなので、この本が賢太の本出してる他の大手からでなく飛鳥新社(キワモノ好き)から出たのもさもありなん。久々のとんでもない読書!珍本大賞決定。 、2025/12/14
gogo
3
最終章をどう捉えるかで評価が分かれると思いますが、もう二度とあの独特な語り口を読めないと思っていたので、模倣とはいえ楽しい読書が出来た事には感謝です。2025/11/25
ぺぷし
3
面白かったけれど、次第に「何を読まされているんだろう」という気になった。10章はその思いしかない。2025/11/01
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