出版社内容情報
「呪文の書(ゴミスクロール)ありませんか?」
“古より今を創る”少年魔法使いの王道ロードファンタジー!
コミカライズも発売同時連載!
内容説明
貧しい領主の三男坊アルは、魔法に大夢中―だけど、お金がない!安い不人気の呪文の書(魔術習得を可能とする古文書)を手に入れ、独自の工夫で研鑽を積む日々。もっと多くの“書”を買い集めるため、“冒険者”となった彼は、仲間の救出で訪れた遺跡で、偶然にも秘された太古の大賢者・テンペストの墓を見つけることに。そこで出会ったのは、自我を持った魔道具だった!?図らずして得た古代文明の知識と有り余る情熱で、噴射や鈍感、知覚強化等の役立たずな術を、次々と強力な技へと昇華!やがては国々の動乱をも収める、王国一の大魔法使いへと成長してゆく。謙虚堅実な少年が“古より今を創る”王道ロードファンタジー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
27
魔法に夢中な貧しい領主の三男坊アル。冒険者となって古代知識と創意工夫で大きく成長していくロードファンタジー。もっと多くの書を買い集めるため冒険者となったアルが、図らずして得た古代文明の知識と常識に捕らわれない自由な発想で、役立たずとされている魔法を上手く組み合わせながら自らの力としていく展開で、襲われていた商隊を助けたり、調査依頼から盗賊を討伐したり、冒険者ギルドで戦い方を教えてくれる先輩と知り合っていく中、着実に成長し評価を得ていくアルでしたけど、様々な出会いがこれからにどう繋がるのか今後が楽しみです。2024/09/07
こも 旧柏バカ一代
25
出だしは結構ヘヴィ。その後は、冒険者として活動する。魔法がかなり優秀なので結構悠々と冒険をしている感じ。冒険をしているから風まかせな旅路で、唐突に騒動に巻き込まれている感じについて行けない時があった。2024/11/12
ぐっち
16
1つの効果ごとの呪文の書を購入して呪文を使いこなせるようになる世界。自分もアルと一緒に魔法が使えるようになれそうで面白かったです。地に足のついた系ファンタジー、続きも読みたいです。2024/10/11
尚侍
9
ものすごく面白かった。非常に落ち着いた作風で、こういう作風の作品を最近あまり読んでいないこともあり、じっくりと読み込むことができました。そこまで話の流れが速いわけではないにもかかわらず、適度なタイミングでイベントが起こるので読んでいて飽きないし、主人公の行動にも節度があって自分の能力を鼻にかけていないので、非常に気持ちのいい読後感を味わうことができました。本格ファンタジーという方向性とは少し違うかもしれませんが、それくらい落ち着いた作風なので、こういう作品は末永く続いてもらいたいですね。続きが楽しみです。2024/10/09
alleine05
5
微妙。なんだか文章が読みづらく感じられて、すっと頭に意味が入ってこなかった。何故だろう。べつに変な言葉づかいをしているわけではなく、客観的に見れば普通によくできていると思うのだけど。それとタイトルやあらすじからしてたいした効果のない地味な魔法を創意工夫で上手く使って活躍する展開かと思ったら、たしかにそういった要素もないではないけど、どちらかというと魔法の修得が難しい世界で人並外れてハイペースで修得できる主人公のチート活躍ものといった印象が強くて、思っていたのと違っていたというのがあるかな。2025/03/14