出版社内容情報
「貴様らの命、預けてもらうぞ!」美貌を頼る気まるでなし。傾国の美女(物理)の戦記物語開幕!コミカライズ企画進行中!書き下ろし番外編巻末収録!
内容説明
帝国が領土拡張を図る乱世。大軍勢に一人対峙する絶世の美女がいた。黄金の艶髪。括れた細腰。―名をローズメイ=ダークサント。その正体は、かつて太った容姿と王国最強の武勇で名を轟かせた「醜女将軍」。婚約者に嫌われ命を散らしたにもかかわらず、神の気まぐれで蘇った伝説の女武人であった!何もかも失った彼女を突き動かしたのは、その誇りのみ。「たかだか一度死んだ程度で、弱き者を守る生き方が変わると思ったか?」。その志はならず者や敵将の心さえも打ち、配下に志願する者も現れる。少女を襲う龍を殴り倒しては、民を虐げる貴族を殱滅。やがて噂が噂を呼び、祖国の仇の帝国にも目をつけられることになり―?美貌を頼る気まるでなし。正面きって国を倒す美女の痛快英雄伝開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
38
タイトルにある"傾国の美女(物理)"というタイトルに惹かれて購入決定。幼少の頃は美姫と讃えられた少女は、親と兄が戦で亡くなり。跡を継ぎ前線へと赴き、騎士と戦いうために体重が必要だからと必要に迫られて太った。両親、兄を死なせたお詫びに後ろ盾として王家主導で婚約者させた王子が敵国のハニトラに引っかかって婚約破棄を大衆の面前で行い。更に彼女を麾下の軍から引き離して奇襲して来た敵軍8千に対して部下10名のみで突撃させて殺してしまう。それをあまりにも不憫に思った神が彼女の脂肪を燃焼させて治癒せたら、傾国の美女となる2024/08/18
はつばあば
36
こう言う本は余り読まれてないだろうし、レビューも少ないかと思ってたけど結構読まれてますね。超肥満はストレスですよねぇ。どれほどの我慢と忍耐を要したか!。父王を亡くし国も危うくして王子も後から後悔したけれど・・。ローズメイの哀しさをわかってくれるのは・・シーラかなぁ。2024/12/10
よっち
28
容姿と王国最強の武勇で名を轟かせた醜女将軍ローズメイ。婚約者の王太子が騙されて謀略で命を散らしながら、神の気まぐれで絶世の美女として蘇るファンタジー。その圧倒的な力はそのままに絶世の美女として生まれ変わったローズメイ。その力で龍を殴り倒して生贄の少女を救い、圧倒的なカリスマでならず者や敵将の心さえも打ち、配下に志願する者も現れる傾国の美女(物理)として様々な反応をされる彼女の存在感は圧巻でしたけど、民を虐げる貴族を懲らしめて、噂が噂を呼んで祖国の仇の帝国にも目をつけられてゆく彼女の活躍がとても楽しみです。2024/08/27
わたー
19
★★★★★これは面白い。愛する王太子のため、亡き父と兄に代わり戦場で華々しい成果を上げるも、男に当たり負けぬように肥え太った姿から「醜女将軍」と蔑まれる主人公。敵国の罠にまんまと引っかかった王太子の尻ぬぐいをするために、10人の手勢を率いて大軍を相手取り、敵大将と壮大な相打ちの末に死んだはずだった彼女が、神の慈悲によって恩恵とともに死の淵から蘇り、その膂力と絶大なカリスマで第二の生をつき進んでいく物語。長く戦場にいたことで獲得した、元公爵令嬢とは思えない主人公の豪放磊落さが読んでいて気持ちが良かった。2024/08/15
ぐっち
17
婚約破棄された醜女将軍・ローズメイは、討ち死にするはずだった戦で生き残ってしまい…。どうやってやせたのかが知りたくて手に取ったのにそこは神の力なのが唯一残念なのだが、ローズメイがとにかくかっこよすぎ。番外編の雑魚悪役目線がめちゃめちゃ良かった。元部下や工作員との再会も楽しみ。次も読もう。2024/09/21
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