出版社内容情報
全米図書賞を二度受賞したアメリカ文学界最注目の俊英による、5人の早世した人物にまつわる物語。
◎全米書評家連盟賞最終候補!
◎シカゴ・トリビューン・ハートランド賞受賞!
◎公正な社会のためのメディア賞受賞!
本書は、著者ジェスミン・ウォードと親しかった同世代の若者のうち、2000年から2004年までの5年間に亡くなった5人の生と死をめぐる物語である。プロローグに続く奇数章では著者の家族の歴史を時系列に追い、偶数章では若者たちの生と死を逆時系列にたどる。そして第10章で2つの時間軸が出会うとともに、著者の弟ジョシュア・アダム・デドーの死の状況が詳らかにされ、続く最終章で、アメリカ南部において貧しい黒人男性であることの意味を問う。
【内容目次】
プロローグ
1 ここは狼の町(~1977年)
2 ロジャー・エリック・ダニエルズ3世(1981~2004年)
3 私たちが生まれる(1977~1984年/ジェスミン0~7歳)
4 デモンド・クック(1972~2004年)
5 私たちは傷つく(1984~1987年/ジェスミン7~10歳)
6 チャールズ・ジョセフ・マーティン(1983~2004年)
7 私たちは見ている(1987~1991年/ジェスミン10~14歳)
8 ロナルド・ウェイン・リザナ(1983~2002年)
9 私たちは学ぶ(1991~1995年/ジェスミン14~18歳)
10 ジョシュア・アダム・デドー(1980~2000年)
11 私たちはここにいる
【目次】



