私たちが刈り取った男たち

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私たちが刈り取った男たち

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784867931349
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

全米批評家協会賞最終候補作!

最愛の弟をはじめとする、五人の親しい男たちの相次ぐ早世。自身と家族たち、仲間たちの苦悩と苦闘。そして、アメリカ南部で黒人として生きていくことの困難。全米図書賞を二度受賞した、現代アメリカ文学最重要の作家による、痛切なメモワール。





 私はターシャとブランドンの言葉を思い出し、ログを殺したのは何者なのか、私たちを間引いていくのは何者なのか、考えた。ログの死は自らの行為、彼自身の心臓がもたらした結果だ。ならば私たちを殺す〈何者か〉とは、私たち自身なのだろうか? それともこうして死が累々と重なっていくそばで、愛する者たちが死んでいくそばで、私はなにか、もっと大きな物語を見落としているのだろうか? そもそも相手は人間なのか? ヘッドライトの明かりが闇のなかに銀色の筋となって浮かびあがり、ふいに、その〈何者か〉が闇のようにとほうもなく広大で、底なしで、すぐそこに迫っているような気がしてきた。私は音楽を止め、歌の語りを消して、甲高い虫の鳴き声と窓のそばをひゅうと過ぎていく熱風だけに耳を傾け、家路をたどった。それらのなかに物語を聞き取り、私たちの筋書きを書いている〈何者か〉の正体を突き止めてやろうと試みた。(本書より)





【内容目次】

プロローグ

ここは狼の町 遠い過去~一九七七年

ロジャー・エリック・ダニエルズ三世 一九八一年三月五日生まれ 二〇〇四年六月三日没

私たちが生まれる 一九七七年~一九八四年

デモンド・クック 一九七二年五月十五日生まれ 二〇〇四年二月二十六日没

私たちは傷つく 一九八四年~一九八七年

チャールズ・ジョセフ・マーティン 一九八三年五月五日生まれ 二〇〇四年一月五日没

私たちは見ている 一九八七年~一九九一年

ロナルド・ウェイン・リザナ 一九八三年九月二十日生まれ 二〇〇二年十二月十六日没

私たちは学んでいる 一九九一年~一九九五年

ジョシュア・アダム・デドー 一九八〇年十月二十七日生まれ 二〇〇〇年十月二日没

私たちはここにいる



謝辞

訳者あとがき


【目次】

プロローグ

ここは狼の町 遠い過去~一九七七年

ロジャー・エリック・ダニエルズ三世 一九八一年三月五日生まれ 二〇〇四年六月三日没

私たちが生まれる 一九七七年~一九八四年

デモンド・クック 一九七二年五月十五日生まれ 二〇〇四年二月二十六日没

私たちは傷つく 一九八四年~一九八七年

チャールズ・ジョセフ・マーティン 一九八三年五月五日生まれ 二〇〇四年一月五日没

私たちは見ている 一九八七年~一九九一年

ロナルド・ウェイン・リザナ 一九八三年九月二十日生まれ 二〇〇二年十二月十六日没

私たちは学んでいる 一九九一年~一九九五年

ジョシュア・アダム・デドー 一九八〇年十月二十七日生まれ 二〇〇〇年十月二日没

私たちはここにいる



謝辞

訳者あとがき

内容説明

全米批評家協会賞最終候補作!最愛の弟をはじめとする、五人の親しい男たちの相次ぐ早世。自身と家族たち、仲間たちの苦悩と苦闘。そして、アメリカ南部で黒人として生きていくことの困難。全米図書賞を二度受賞した、現代アメリカ文学最重要の作家による、痛切なメモワール。

目次

プロローグ
ここは狼の町 遠い過去~一九七七年
ロジャー・エリック・ダニエルズ三世 一九八一年三月五日生まれ二〇〇四年六月三日没
私たちが生まれる 一九七七年~一九八四年
デモンド・クック 一九七二年五月十五日生まれ二〇〇四年二月二十六日没
私たちは傷つく 一九八四年~一九八七年
チャールズ・ジョセフ・マーティン 一九八三年五月五日生まれ二〇〇四年一月五日没
私たちは見ている 一九八七年~一九九一年
ロナルド・ウェイン・リザナ 一九八三年九月二十日生まれ二〇〇二年十二月十六日没
私たちは学んでいる 一九九一年~一九九五年
ジョシュア・アダム・デドー 一九八〇年十月二十七日生まれ二〇〇〇年十月二日没
私たちはここにいる

著者等紹介

ウォード,ジェスミン[ウォード,ジェスミン] [Ward,Jesmyn]
ミシガン大学ファインアーツ修士課程修了。マッカーサー天才賞、ステグナー・フェローシップ、ジョン・アンド・レネイ・グリシャム・ライターズ・レジデンシー、ストラウス・リヴィング・プライズ、の各奨学金を獲得、および2022年米国議会図書館アメリカ・フィクション賞を受賞。『骨を引き上げろ(Salvage the Bones)』(2011年)と『歌え、葬られぬ者たちよ、歌え(Sing,Unburied,Sing)』(2017年)の全米図書賞受賞により、同賞を2度にわたり受賞した初の女性作家となる。『私たちが刈り取った男たち』は全米批評家協会賞の最終候補に選ばれたほか、シカゴ・トリビューン・ハーランド賞および公正な社会のためのメディア賞を受賞。現在はルイジアナ州テュレーン大学創作科にて教鞭を執る

石川由美子[イシカワユミコ]
琉球大学文学科英文学専攻課程修了。通信会社に入社後、フェロー・アカデミーにて翻訳を学び、フリーランス翻訳者として独立。ロマンス小説をはじめ、「ヴォーグニッポン」、「ナショナルジオグラフィック」、学術論文、実務文書など、多方面の翻訳を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヘラジカ

43
文学史に煌めく傑作『ボア・ソバージュ』三部作の作者による痛切なる自伝的回想録。一人の人間の人生がこうも親しい者の死に取り巻かれていて、しかもそれが特別なことではないという非情な世界。アメリカ南部の貧困層に生まれた黒人女性の過酷な生を描くと同時に、人や環境によって文字通り「刈り取られていく」男たちの現実を記録した魂の手記である。”貧困と歴史とレイシズムに翼を切られて、私たちは皆、内側から死んでいく。”この短く簡潔な一文を読んだときの衝撃たるや……。必読の一冊である。2026/03/16

massda

0
ハズレがない作家、ジェスミン·ウォード。学年でいうと1つ上である。小さい頃、米国の子どもは全員、面白くハッピーな暮らしをしているに違いないと思っていた。全然そうじゃなかった。若い頃に身近な人が亡くなると一人でもダメージが大きいのに、ウォードの場合は×4だ。米国おかしい。2026/04/20

isbm

0
★★★☆2026/04/04

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