出版社内容情報
天界の神々、文武に長けた皇帝、社交界の貴公子から、ハリウッド映画の女優まで、名誉と栄光を欲しいがまま生きた者たちは、なぜにかくも見捨てられ、忘れられ、悲惨な終末を遂げるのか。
文学、演劇、映画を横断し、人間存在の本質に宿る〈零落〉を論じる長編エッセイ。
『磨滅の賦』、『愚行の賦』に続く三部作、ここに完結!
*
「零落とは単なる道徳的堕落でも、政治的転向でもない。棄教後の隠遁でもなければ、蓄財を失って絶望に打ちひしがれることでもない。社交界から追放され、忘れられた存在になるだけでは、まだ充分に零落したとはいえない。零落とはこうした個々の苦境のすべてを超えた厄難であり、他人の目には識別されこそすれ、けっして余人には理解されることのない実存的状況である」
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【目次】
天上人間
神々の流竄
不死という劫罰
わが隣人 シャルリュス
世紀末の貴公子たち
メリエスとキートン
ルイス・ブルックスの転落と復活
能の鎮魂
貴種流離
残菊大輪
隠岐、黒海
参考・引用文献
後記 乱
【目次】
天上人間
神々の流竄
不死という劫罰
わが隣人 シャルリュス
世紀末の貴公子たち
メリエスとキートン
ルイス・ブルックスの転落と復活
能の鎮魂
貴種流離
残菊大輪
隠岐、黒海
参考・引用文献
後記 乱
内容説明
天界の神々、文武に長けた皇帝、社交界の貴公子から、ハリウッド映画の女優まで、名誉と栄光を欲しいがまま生きた者たちは、なぜにかくも見捨てられ、忘れられ、悲惨な終末を遂げるのか。文学、演劇、映画を横断し、人間存在の本質に宿る〈零落〉を論じる長編エッセイ。『磨滅の賦』、『愚行の賦』に続く三部作、ここに完結!
目次
天上人間
神々の流竄
不死という劫罰
わが隣人 シャルリュス
世紀末の貴公子たち
メリエスとキートン
ルイズ・ブルックスの転落と復活
能の鎮魂
貴種流離
残菊大輪
隠岐、黒海
著者等紹介
四方田犬彦[ヨモタイヌヒコ]
1953年、大阪箕面に生まれる。東京大学で宗教学を、同大学院で比較文学を学ぶ。長らく明治学院大学教授として映画学を講じ、コロンビア大学、ボローニャ大学、清華大学、中央大学(ソウル)などで客員教授・客員研究員を歴任。現在は映画、文学、漫画、演劇、料理と、幅広い文化現象をめぐり著述に専念。学問的著作から身辺雑記をめぐるエッセイまでを執筆。『月島物語』で斎藤緑雨文学賞を、『映画史への招待』でサントリー学芸賞を、『モロッコ流謫』で伊藤整文学賞を、『ルイス・ブニュエル』で芸術選奨文部科学大臣賞を、『詩の約束』で鮎川信夫賞を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。