映画監督ドン・シーゲル―ノワールを遠く離れて

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映画監督ドン・シーゲル―ノワールを遠く離れて

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784867930717
  • NDC分類 778.253
  • Cコード C0074

出版社内容情報

『第十一号監房の暴動』『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』『殺し屋ネルソン』『白い肌の異常な夜』『ダーティハリー』『突破口!』……40年にわたりハリウッドでアクション映画、犯罪映画を撮り続けた職人監督のキャリアと主題を詳細に辿る、モノグラフの名手による書き下ろし長篇評論!

【詳細なフィルモグラフィー付】





 誰もがドン・シーゲルを知っている。シーゲルは、一九四〇年代半ばに長編映画の監督となり、八〇年代初頭に至るまでのおよそ四十年間、アクション映画、犯罪映画を撮り続けた商業映画作家である。(…)シーゲルはスタジオ・システムの崩壊によっても、自身のスタイルを大きく変化させることはなかった。(…)類型を反復することで達成できた過激さ。それは映画という表現媒体の根幹にまで達している。まず何より本書は、シーゲルが作り続けた活劇の特徴、主題の絡み合いを腑分けして叙述し、彼の作品がその類型性ゆえに達成しえたものを見定め、彼を一人の映画作家として遇することを目的とする。(「まえがき」より)

内容説明

『第十一号監房の暴動』『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』『殺し屋ネルソン』『白い肌の異常な夜』『ダーティハリー』『突破口!』…40年にわたりハリウッドでアクション映画、犯罪映画を撮り続けた職人監督のキャリアと主題を詳細に辿る、モノグラフの名手による書き下ろし長篇評論!詳細なフィルモグラフィー付。

目次

第一章 修業 ワーナーでの短編監督デビューまで
第二章 初期 シーゲルがシーゲルになるまで
第三章 中期 シーゲル世界の完成と展開
第四章 後期 スタジオ・システムの崩壊とシーゲル作品の変化
第五章 敵地 シーゲルの映画的時空間
第六章 偽装 シーゲル的イメージ
第七章 追跡 シーゲル映画が向かう先

著者等紹介

吉田広明[ヨシダヒロアキ]
1964年生まれ。映画評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

115
ドン・シーゲルは演劇や映画を経験せず、不況で仕方なく映画会社に就職して監督になった叩き上げの職人であった。作家性や主義主張など関係なく仕事に全力で取り組み、与えられた資金と期限を守って仕上げることに誇りを持っていた。ヒット作が出なければ次の仕事がないシーゲルにとって一作一作が戦いであり、『ダーティーハリー』を筆頭に彼が描く戦う男たちの肖像には不安定で追い詰められた心理が反映している。全作を見たわけではないが、どれもシーゲル印が押されていると思えるほど個性に満ちている。こうした人こそ映画を支える存在なのだ。2025/04/02

まぶぜたろう

17
日本では(多分)初となる本格的なシーゲル論が出版されたことがまず意義深いし、「内部を欠いた者」の「絶対的な二項対立」、「直線的」「偽装と操作」といったワードでノワールとの乖離を示す論述は面白く、説得力がある。一方、迅速性、効率的な物語の語り方、あるいは(シーゲル自ら「バロックとビザール」と称す)暴力が突出するショットの力、高低差のある視点といったシーゲルの卓越した作家性については詳述を避けるので、少々物足りない。もはや既知のものだからだろうか、ドン・シーゲルにシビれるのはまずそこじゃん、と思うんだが。2025/03/14

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