出版社内容情報
わからなくて、愛おしい。
飛騨高山の工藝店「やわい屋」の店主が“新時代の民藝”の姿を生き生きと綴った、これまでにない、新しい民藝エッセイ。
「わからないまま」は、「わかる」や、「わかった」よりもずっと信頼できる。
なんとなく、且つ、強く、そう感じている僕ですが、この本を読んでそれに自信が持てました。
生活者の体感と、博識な言語世界を縦横無尽に旅して、独特な感性で見つめるような朝倉さんの思索や活動は、それ自体が民藝のよう。さすが、民藝運動の父・柳宗悦が「旅の心を誘うところ」と言った飛騨国に生まれ育った人です。
――星野概念(精神科医など)
◎カヴァー写真:表萌々花
内容説明
飛〓高山の工藝店「やわい屋」の店主が“新時代の民藝”の姿を生き生きと綴った、これまでにない、新しい民藝エッセイ。
目次
第1章 民藝の百年を遡る(民藝はわかりにくい;民藝は誰のものだったのか ほか)
第2章 飛〓高山と観光と民藝運動(まちづくりと民藝運動;柳宗悦と飛〓―「飛〓国は旅の心を誘うところであります」 ほか)
第3章 工藝店「やわい屋」の物語(やわい屋前夜;民藝との馴れ初め ほか)
第4章 現代に息づく民藝(見えないものへの眼差し;「ものづくり」に見る未来の姿 ほか)
著者等紹介
朝倉圭一[アサクラケイイチ]
1984年岐阜県高山市生まれ。民藝の器と私設図書館「やわい屋」店主。愛知県立芸術大学非常勤講師、飛〓民芸協会理事、雑誌『民藝』編集委員。移築した築150年の古民家に家族で暮らしながら、器を売って本を読んで暮らしている。Podcast「ちぐはぐ学入門」を不定期で配信中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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