内容説明
幸福な家は物言わず森の中にたたずみ続ける。変わることなくそこにあり続けて、もし夜に明かりが灯れば、それがひとつの夢のように見える。プリツカー賞建築家・山本理顕、鮮烈のデビュー作「山川山荘」。そこで過ごした日々を綴る。
目次
山川山荘の記憶
住まい手の愉しみ
山川山荘の山川さん
著者等紹介
原游[ハラユウ]
1976年東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻油画修了。木枠、キャンバス、矩形、白など絵画の構成要素を題材にした絵画作品を制作。ユニット原倫太郎+原游では遊びをテーマにした大型インスタレーション作品や絵本を発表
本多康司[ホンダコウジ]
フォトグラファー。1979年愛知県生まれ、兵庫県育ち。熊本大学工学部環境システム工学科卒業。旅行会社勤務を経て、長野博文氏、泊昭雄氏に師事後、2009年独立
浅野亜紀[アサノアキ]
東京都生まれ。祖父、山川力は山川出版社の創業者。山川山荘で中学生から子育てが終わるまで40年近くの春、夏、秋を過ごす。八ヶ岳南嶺は魂のふるさとになっている
山本理顕[ヤマモトリケン]
建築家。1945年北京生まれ。1971年東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻修了後、東京大学生産技術研究所原広司研究室研究生。工学院大学教授、横浜国立大学大学院教授、名古屋造形大学学長を経て、2024年より横浜国立大学名誉教授・名誉博士、日本大学名誉教授・名誉博士(工学)。2024年プリツカー賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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