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内容説明
王と貴族に支配された時代。高貴な家柄の一族であるライコフスキー家は首都の混乱を逃れ、郊外の邸宅に集まった。「息子よ、首都では何が起こっているのですか?」「革命です。我々は直ちにここを去らねばなりません。」宗教信仰がまだ大きな力を持っていた、革命前の封建的社会を描く。ちばてつや氏が認めたロシアの反独裁サーガ“オールカラー”待望の続編!
著者等紹介
テルレツキー,ビタリー[テルレツキー,ビタリー] [Terletskii,Vitalii]
1989年ソ連のレニングラード(現サンクトペテルブルク)生まれ。漫画家。2019年~2022年にかけて『サバキスタン』を制作。コミックレーベル「テルレツキー・コミックス」主宰
カティア[カティア]
シベリア生まれ。漫画家・イラストレーター・アニメーター。サンクトペテルブルクで建築を学びながら、イラストや漫画を描くようになる
鈴木佑也[スズキユウヤ]
新潟国際情報大学准教授。ロシア・ソ連建築史/美術史、表象文化論。1930~60年代のソ連における大型建築プロジェクトや都市計画、対外建築交流、政治と建築の相関性について研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緑虫@漫画
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★★★☆ 近現代ロシアを彷彿とさせる架空の国家サバキスタンを描いた漫画。1~3巻はロシアでいうところのソ連時代~90年代~現代を反映させたストーリーだったが4巻は革命期の帝政ロシアがモチーフ。1~3巻までで一つのストーリーとしてまとまっていたので4巻は番外編といった印象を受ける。登場人物が擬人化された犬として描かれるが、貴族の犬種はボルゾイでイメージにぴったり合う。1~3巻は現代ロシアの抱える問題とリンクして興味深く読めたが、4巻は一転してサバキスタン世界の宗教・文化などの掘り下げが見どころ。2025/04/23