出版社内容情報
江戸の初期、吉原遊廓は大いににぎわっていた。当時、市井の人々には敷居の高い廓内の出来事を伝え、好事家たちの注目を集めていたのが「遊女評判記」、いわば遊女に関する情報誌である。馴染み客との恋愛やトラブルから、歌舞伎役者や座頭が嫌われた理由、ライバルの悪評を画策する遊女、新造と呼ばれる付き人の少女とのさりげない会話まで――。気鋭の歴史研究者が貴重な文献をもとに甦らせる、なにげない吉原の日常。
内容説明
江戸の初期、吉原遊廓は大いににぎわっていた。当時、市井の人々には縁遠かった廓内の出来事を伝え、好事家たちの注目を集めていたのが「遊女評判記」、いわば遊女に関する情報誌である。馴染み客との恋愛やトラブルから、歌舞伎役者や座頭が嫌われた理由、ライバルの悪評を画策する遊女、新造と呼ばれる付き人の少女とのさりげない会話まで―。気鋭の歴史研究者が貴重な文献をもとに甦らせる、なにげない吉原の日常。
目次
序章 吉原の明と暗―天国でも地獄でもない「日常」を探して
第1章 吉原遊廓
第2章 遊女の実像
第3章 遊女と役者
第4章 モテる客、モテない客
第5章 遊廓と遊女の闇
第6章 ささやかな日常の光景
終章 江戸から現代へ―「遊廓という町」に生きた人びと
著者等紹介
〓木まどか[タカギマドカ]
東京都生まれ。成城大学大学院文学研究科修了、博士(文学)。成城大学非常勤講師、徳川林政史研究所非常勤研究員、東京都公文書館専門員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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