内容説明
西洋建築・震災復興建築・防火帯建築。関東大震災や横浜空襲を乗り越え、市井の人々の暮らしが根づく建物たち。ホテル、バー、映画館、銭湯、書店etc.横浜ならではの文化と関わりの深い建築50軒。
目次
INTRODUCTION(横濱建築 歴史と変遷;横濱建築 地域の特徴)
INTERVIEW&COLUMN(住まい;社交場;酒場;宿;銭湯;技術;本;娯楽;食)
ARCHITECTURE TOURS(中華街&日本大通りエリア;関内&桜木町エリア;南区エリア)
著者等紹介
中井邦夫[ナカイクニオ]
神奈川大学建築学部教授。NODESIGN共同主宰。博士(工学)、一級建築士。専門は建築設計・意匠。東京工業大学大学院博士課程修了。日本建築学会作品選奨(共同)、都市住宅学会賞(共同)、グッドデザイン賞(共同)など受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
78
横浜で有名なジャック・クィーン・キングの三塔をわずか2ページで集約して、ホテルニューグランドやシルクセンター国際貿易観光会館など有名どころもありますが、街に根付いたB級風で一寸だけハイカラな建物をメインにしている所が他の建物の本との違いで面白くもあり、同時に少し物足りなさも感じました。2025/02/22
k5
48
これは良い本でした。有名な建築のみならず、店舗やバーなども歴史と意匠にバランスよく言及しながら、ガイドブック的な使い方もできるつくりになっています。横浜に行くことが多いこともあって、山下公園周辺の建物はまわってきましたが、味わい方が変わるのが実感できました。さて、勇気を出してホテルニューグランドで元祖ナポリタン食べて見ますか。一人で。2024/10/06
飛鳥
1
慣れない建築用語を調べながら読み進める。全体を通して頻繁に登場する『接収』の文字。学校の授業でお決まりのように暗記させられた“ペリー来航”が、現代にも色濃く影響を残しているとは知らず寒気がした。勝手に来て勝手に居座って挙句に娯楽施設まで要求するって、今ならSNSで炎上案件だよ。歴史がこんなに興味を惹くものだったなんて、もっと早く知りたかった。人々の暮らしに根付き、受け継がれてきた建物の数々。自分が暮らす街の歴史にも関心が湧いてきた。2025/05/16
Q
1
横浜に点在する古い建造物の写真を見てみよう本。ものによっては大正時代からの歴史があることに若干驚く。これなら今住んでいるマンションも適切なメンテナンスがされれば自分は一生住み続けることができるのではないか。肝心の写真の方には興味が持てなかった。以前に野毛の飲み屋の本を読んだけれど現地で良い体験に繋げられなかったことが影響しているのかもしれない。歴史ある建造物が好きな人には良い本。2025/01/13
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