出版社内容情報
日本の停滞は、世界の未来を先取りしている。
成長の限界、人口減少、少子高齢化、AI時代の労働、環境との共存。
いま日本が直面する困難は、やがて先進諸国がたどる道でもある。
次の社会システムへ向かう、世界に先駆けた「移行期」なのだ。
停滞の先の未来
「失われた30年」は、本当に失われた時間だったのか。
本書は、日本の停滞を衰退の物語としてではなく、
成熟社会が避けて通れない転換点として読み直す。
人口減少、高齢化、AI、シェア型社会、環境問題―
いま日本で起きている変化の奥に、世界がこれから向かう
新しい社会のかたちを見出す意欲作。
【目次】
はじめに
序章 最後尾にいる国は、本当に遅れているのか
第1章 現在の経済・社会システムのこれまでと今後の推移
第1節 成熟した国々
第1項 日本と類似する豊かで規模の大きな国々
第2項 成熟経済としての共通性
第3項 経済的境界の概念
第4項 経済的境界の推移
第5項 日本・アメリカと7先進国の相対的位置
第6項 名目GDPに見る日本のバブルと停滞
第2節 先進諸国の抱える課題、先行する日本
第1項 工業化の歴史と成熟経済への道のり
第2項 経済の成熟は長期低迷への兆候
第3項 人口に関する指標
第4項 人口問題と移民問題
第5項 初期に工業化した国々の財政
第6項 抽出した国々の格差の現状
第7項 抽出した国々の格差の増加傾向
第8項 環境問題の国際化
第9項 二酸化炭素排出削減問題
第10項 二酸化炭素排出をめぐる先進諸国と新興国の対立
第3節 現代の社会・経済システムの最終段階の状態の日本
第1項 順経済課題、逆経済課題とトレードオフ問題
第2項 トレードオフ問題が示す本質的な課題
第3項 先進国の相対的な地位の低下と新興国の台頭
第4項 民主主義と現代社会・経済システムの限界
第5項 先進諸国は現行システムの最終段階へと近づいている
第6項 現行システムの終極的段階にある日本
第4節 日本が現行システムの終極段階に至った理由
第1項 人口とGDPの時系列的関係から見えるもの
第2項 日本の人口減少の要因──文化に根ざした特殊出生率の低下
第3項 日本における移民受け入れの困難と国民性の影響
第4項 日本経済の「ストック重視」と長期低迷の関係
第5項 日本の「蓄積志向」とフロー不足の構造
第6項 革新的イノベーションとアメリカの成長
──なぜ日本は世界をリードできなかったのか
第7項 日本が革新的イノベーションを生み出せなかった理由
──改良型成長からの転換の失敗
第8項 革新的イノベーションを阻む日本の気質
第5節 これまでの要点と長期低迷期
第1項 現社会・経済システムの進行した姿
内容説明
「失われた30年」は、本当に失われた時間だったのか。本書は、日本の停滞を衰退の物語としてではなく、成熟社会が避けて通れない転換点として読み直す。人口減少、高齢化、AI、シェア型社会、環境問題―。いま日本で起きている変化の奥に、世界がこれから向かう新しい社会のかたちを見出す意欲作。
目次
序章 最後尾にいる国は、本当に遅れているのか
第1章 現在の経済・社会システムのこれまでと今後の推移
第2章 長期低迷期に進行しつつある3つの変化
第3章 新しい社会・経済システムの誕生
第4章 機能統合社会の評価指標
第5章 機能統合社会の実現へ向けて
第6章 最後に―日本で起こる社会変革と世界
著者等紹介
岡澤健介[オカザワケンスケ]
千葉県出身。1985年 東京大学教養学部基礎科学科卒業。1987年 東京大学大学院理学系研究科修士課程修了後、新日本製鐵(現 日本製鉄)に入社。流体解析、数理科学、材料分野を中心とした研究開発に長年従事。2002年 東北大学大学院博士課程修了。日本鉄鋼協会俵論文賞、澤村論文賞、西山記念賞を受賞。2023年 応用数理学会フェロー。2023年 日本製鉄を退職後、文明・科学技術・社会構造をテーマに執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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