内容説明
…お前の苦しみを苦しみ、お前の悲しみを悲しみ、共に心交じりあってこそ浄められると信じている。…老いてなお創作に励む夫と、心病んで幼女のようになった妻の日常を描く表題作他、生への祈りと共感に満ちた短篇集。
著者等紹介
佐々木国広[ササキクニヒロ]
1938年大阪市生まれ。大阪市立大学卒。元毎日新聞社勤務。元大阪芸術大学講師。短篇小説『乳母車の記憶』で第10回北日本文学賞(井上靖選)、『バトンダンス』で第1回神戸エルマール文学賞受賞。『赤い月夜に』で第8回銀華文学賞佳作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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