内容説明
旧日本軍の一下級将校だった山本七平氏が、その生死をさまよう過酷な体験をベースにし、日本人のために全身全霊で書き上げた『「空気」の研究』。しかし、40年以上たっても、彼の労作が現実にほとんど影響を与えていないことは、極めて不思議なことであると同時に悲しいことです。本書は、このことについての私自身のための備忘録です。
目次
「空気の研究」の研究
第1部 大東亜戦争「意志決定」のサイエンス(開戦のサイエンス;ゲーム理論のサイエンス;情報戦のサイエンス;御聖断のサイエンス;開戦を回避する方法はあったのか)
第2部 古代史のオマージュとしての近代日本(日本教とは何か;日本教のサイエンス)
著者等紹介
金澤正由樹[カナザワマサユキ]
1960年代関東地方生まれ。山本七平氏の熱心な読者。社会人になってから、井沢元彦氏と池田信夫氏の著作に出会い、歴史に興味を持つ。以後、独自に日本と海外の文献を研究。コンピューターサイエンス専攻。数学教員免許、英検1級、TOEIC900点のホルダー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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