内容説明
西洋音楽と遭遇した大正時代、そこには楽譜があった!聴こえては流れてゆく「音」を五線譜で出版し、かつて一世を風靡したといわれるセノオ楽譜とは何か?そして、主宰者・妹尾幸陽とは一体何者なのか?楽譜の表紙を鮮やかに飾った竹久夢二との関係など、大正時代の西洋音楽受容の様子を活写する!
目次
第1部 セノオ楽譜、そして竹久夢二とその時代(セノオ楽譜とは;竹久夢二による表紙画の魅力;妹尾幸陽の音楽人生)
第2部 セノオ楽譜が伝えた名曲たち(『夜のしらべ』―三浦環とレコードと;『軍艦行進曲』―大正時代の軍歌;『歌劇「カルメン」ハバネラの歌』―帝国劇場、開幕;『歌劇「ボカチオ」恋はやさしい野辺の花よ!』―浅草オペラの栄枯盛衰;『歌劇「ミニヨン」君よ知るや南の国』―外国語の「歌」を日本語で ほか)
著者等紹介
越懸澤麻衣[コシカケザワマイ]
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程および博士後期課程修了。博士(音楽学)。学内にて安宅賞、アカンサス音楽賞、同声会賞を受賞。ドイツ学術交流会(DAAD)の奨学生としてライプツィヒ大学音楽学研究所に留学。現在、昭和音楽大学、洗足学園音楽大学、東京理科大学、横浜市立大学、群馬大学、各非常勤講師。専門は、ベートーヴェンをはじめとする西洋音楽史、および日本の洋楽受容史。学術論文の他、『音楽の友』や演奏会のプログラムへも多数寄稿している。NHK‐FM「ベスト・オブ・クラシック」NHK交響楽団公演生放送のスタジオ・ゲストとして解説も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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