内容説明
震災はいかに劇場で表現されてきたか。震災以前の作品はいかに〈震災演劇〉として再発見されたか。演劇は〈3・11〉をいかに未来に伝えうるのか。演劇を媒介として、震災をめぐる記憶―いずれ形を変えたり失われたりしてしまうかもしれない個別の記憶とさまざまな記録とのあいだを漂泊した思考の軌跡。
目次
序 揺れ動いた社会と演劇―東日本大震災をめぐる表現の地平
第一部 震災直後の世界(二〇一一年の演劇ジャーナリズム―何がとりあげられ、何がとりあげられなかったのか;震災後最初期作品が接続する時間と言葉―三条会版『失われた時を求めて』)
第二部 再発見される演劇(被災地を巡る演劇―劇団四季『ユタと不思議な仲間たち』;再発見される〈原発演劇〉―青年劇場『臨界幻想』と『臨界幻想2011』;人びとは井上ひさしに何を求めたのか―東北・反核・ユートピア)
第三部 高校生たちの声を聴く(福島の高校生による演劇―〈被災現地〉から考えること;少女たちの声が聞こえているか―福島県立相馬高校放送局の震災後の活動;喪失の向こう側を探す時間―福島県立いわき総合高校総合学科第十五期生アトリエ公演『失われた時を与えて』(附・上演台本))
結びに代えて
付篇 震災関連演劇上演年譜稿―2011.3.11‐2013.12.31
著者等紹介
後藤隆基[ゴトウリュウキ]
立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター特定課題研究員。1981年静岡県生まれ。専門は近現代日本演劇・文学・文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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