目次
序章(もうひとつのモダニティの可能性;非同期的空間横断性;リレー文化横断と文化的仲介業;近代におけるロシア―日本―中国のリレー文化横断;第1章 可動性と媒介性―ロシア・日本・中国のリレー文化横断;一九世紀以前におけるロシア・中国の文化横断;一九世紀以前のロシア・日本の文化横断;文化仲介者としての日本;日本語からほかのヨーロッパ言語へ;文化仲介者としての日本の役割の復権)
第2章 情動の再パッケージ化―感傷の言説の文化横断ループ(東アジアにおける情の文化横断;劇的な変容;流用のはじまり;感情の入れ物の変換;「始乱終棄」のモチーフ;サバルタンはいかに語らせることができるのか?;感傷は文化を横断できるのか?)
第3章 革命の再空間化―ロシア・ニヒリストのさまざまなる変形(二つの分裂したヴィジョン;さまざまな呼び名をもつ世代;リレーされる革命家の情熱;虚無主義あるいはニヒリズム;虚無党から虚無党へ;「新しい」革命家のモデル)
第4章 人類か個人か―トルストイの人道主義のグローバル文化横断(ヒューマニズム=人道主義への幻滅;トルストイのヒューマニズムの起源;トルストイの宗教的ヒューマニズムの世俗化;人道;ヒューマニズム=人道主義から個人主義への転向;ヒューマニズム=人道主義か個人主義か)
第5章 ハイブリッド化と変容―魯迅の言語改革における文化横断の平行路(中国語の近代化と口語化;ドイツ語か、日本語か―媒介を選ぶ;戦略としての「硬訳」;リレー翻訳の価値;日本語とドイツ語―言語改革への二つの経路;大衆語と口語化;第5章への補遺;エピローグ)
感想・レビュー
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かもめ通信
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原題はTranspatial Modernity: Chinese Cultural Encounters with Russia via Japan (1880-1930) 著者は本書で、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、中国の文人たちが日本を仲介者としてロシア文学・文化を翻訳・受容していった過程を、三言語の一次資料を基に明らかにしていく。注釈も参考文献も充実している学術書なのだが、正直に言えば、書かれてることの半分……いや3分の1も理解できていないのではないかと思う。それでも、この本は面白かった。2025/12/15
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