内容説明
岸辺の草むらの中で、サトシを睨みつけていたのは、なんとあの伝説の妖怪・河童でした!偶然のできごとで、どうやら河童を怒らせてしまったサトシ。河童はすばやくサトシの足をつかむと、そのまま川に引きずりこんでしまいます。たどりついたのは、妖怪だらけの異様な世界。サトシの奇妙な冒険がはじまります。
著者等紹介
大野隆介[オオノリュウスケ]
1970年、東京生まれ。グラフィックデザイナー。装丁家の辻村益朗氏に師事し、デザインを学ぶ。デザイン会社ファクトリー701を設立し、絵本や書籍をはじめ、パッケージなどさまざまな分野のデザインを手がけている。その傍ら、絵本の執筆・制作もしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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chiaki
25
『妖会録』シリーズ最新作。友だちと川岸で野球をしていたサトシがボールを探しに茂みに入ると…。今回もいろんな妖怪が登場。『魑魅魍魎』って四字熟語だと思ってた。魑魅は山の怪で、魍魎は川の怪。語源はここからだと初めて知りました!人面樹なかなかシュールな装いだけど、笑いすぎてしおれちゃうこともあるとか!ちょっと出逢ってみたい気もします。2024/08/01
gerBera.m
8
カッパを助けるための冒険の話だか、絵が終始薄気味悪く怖くはないが、ホラーだと思う。冒険物の絵本といった感じ。2025/06/04
イカまりこ
6
このシリーズは楽しみにしてる!もう隅から隅までじっくり絵を楽しんじゃう。川辺で野球してる少年たちのボールが河童の頭に当たっちゃって、河童を助けるため(いや、河童が死んだら元に戻れないからかw)にがんばる少年がいい。小豆洗いに河童のこと頼んでいくけど、小豆洗いもしっかり妖怪だよw 危機管理がちょっと緩い少年がよかったw 魑魅はしりとり下手くそすぎw2024/08/02
コリー
0
妖怪絵本でお気に入りのシリーズ。このシリーズ結構マニアな妖怪が出てくるから、妖怪に深くハマった子供には特にオススメで、妖怪探しが楽しめる。妖怪初級~上級者まで手広く楽しめる。2024/09/01
はる熊猫
0
シリーズらしいが、この作品単体でも読むことができる。完全に白黒なのは新鮮だった。日常のそばにすぐ妖怪がいるかもしれない。2024/07/30