出版社内容情報
新型コロナウイルスが私たちの日常生活を一変させた記憶は、いまもなお鮮明に残っていることでしょう。
人類が直面した未曾有のパンデミックに、世界各国で様々な対応が取られましたが、そうした中でスウェーデンは世界で唯一とも言える独自の道を歩みました。
スウェーデンは国民を信頼し、強制的な規制を避ける選択をしたのです。
その決断は国内外から大きな批判を浴びましたが、スウェーデンはあくまで科学的根拠に基づいて冷静に判断を下し、その独自路線が揺るぐことはありませんでした。そして、国民もまた国を信頼し、強制力がなくとも当局の推奨に従ったのです。
その結果、ロックダウンをしなかったにもかかわらず、スウェーデンは世界でも最も超過死亡率の低い国のひとつとなりました。
本書は、こうしたスウェーデンの新型コロナ対策の指揮をとった元国家疫学者アンデシュ・テグネル氏の手記として2023年にスウェーデンで発刊された『TANKAR EFTER EN PANDEMI: och l?rdomarna inf?r n?sta』の日本語版です。
この本を読めば、大きな批判やプレッシャーにさらされながら、日々刻々と状況が変化していく中で、その舞台裏にあったドラマを垣間見ることができます。スウェーデンの新型コロナ対策を知る上で、このうえない貴重な資料であり、科学的な知見と民主主義的な価値観の両立を目指したスウェーデンの挑戦の記録から、私たちは多くを学ぶことができるでしょう。
エビデンスに基づいた意思決定、透明性の高いコミュニケーション、そして社会全体への影響を考慮した学際的アプローチの重要性。本書には、このパンデミックの経験から得られた教訓が詰まっており、次なる感染症の脅威に備えるための貴重な知見を得ることができる1冊となっています。
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【日本語版だけの嬉しい特典!】
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本書の訳者であるスウェーデン在住の医師・宮川絢子先生は、かねてから著者のテグネル氏と交流がありました。そのため、日本語版発刊にあたって、テグネル氏が特別メッセージを寄せてくれたばかりか、訳者である宮川先生によるテグネル氏への特別インタビューも掲載されています。
【目次】