出版社内容情報
下痢・便秘などの症状に悩まされるIBS(過敏性腸症候群)。
IBSの患者さんは、5人に1人ともいわれています。
ストレスが症状を起こすきっかけとなることも多いため、心因性の病気と考えられていることも多く、患者さんが多い割には誤解の多い病気でもあります。
実はIBSは4つの病態に分けられ、患者さんご自身がどれに当てはまるか知り、正しい対処をすればコントロールの容易な病気です。
本書は、2016年に刊行し大好評だった『IBS(過敏性腸症候群)を治す本』をアップデート、最新の情報を収載した改訂新版。
大腸内視鏡検査のエキスパートで、患者に負担の少ない検査法である「浸水法」を開発した著者による、IBSの正しい知識と、治療法をわかりやすく解説する本です。
テレビ番組で紹介され反響の大きかった腸のマッサージ法、など、患者さんが自宅でも行える対処法や、治療の最新情報も紹介しています。
また、正しい対処法を見つけてIBSを卒業していった患者さんの体験談も収載しています。
・電車や会議室など、トイレに行けない状況だと不安
・ストレスがかかる状況ではすぐにトイレに行きたくなる
・大腸内視鏡検査を行ったとき、とても時間がかかって大変だった
・食事をするとすぐにおなかがくだってしまう
・下痢、便秘で受診をしても、検査で異常が見つからない
・大便をもらしてしまいそうで心配
このようなことに思い当たる方にもおすすめです。
内容説明
ストレス、腸の形、胆汁、消化吸収。4つの原因さえわかればIBSはわかりやすい病気。会議が怖い、電車が怖い、トイレが近くにないと不安…。なかなか治らないIBSもすっきり治る。
目次
第1章 私のIBS卒業記(大好きな野球も断念。腹痛と下痢に苦しんだA君;落下腸によるIBSで、学校も休みがちになったBさん ほか)
第2章 IBSはこんな病気(身近な病気なのに、誤解が多いIBS;IBSの国際診断基準(Rome4)は「下痢や便秘など排便状況の変化に伴う反復する腹痛」 ほか)
第3章 IBSと診断されるまで(知っているようで、意外と知らない腸のしくみ;IBSの診断は最後に下される ほか)
第4章 IBSを病院で治す(診断は治療の第一歩;IBSの治療では病態を理解して薬を適切に使う ほか)
第5章 IBSを自分で治す(「必ずよくなる」と常にイメージする;排便のリズムをつくるためにも規則正しい生活を ほか)
著者等紹介
水上健[ミズカミタケシ]
国立病院機構久里浜医療センター内視鏡部長医学博士。1965年福岡県生まれ。1984年筑波大学附属駒場高校、1990年慶應義塾大学医学部卒業。専門は大腸内視鏡検査・治療、過敏性腸症候群(IBS)・便秘の診断・治療。横浜市立市民病院内視鏡センター長、Heidelberg大学Salem Medical Center客員教授などを経て、現職、慶應義塾大学病院IBS便秘外来担当。慢性便秘症診療ガイドライン2017作成委員。自身が開発した無麻酔大腸内視鏡挿入法「浸水法」は国内外のRCTで評価され広く導入されている。近年ではこれを活用して、便秘やIBSの原因(腸の動き・「ねじれ腸」「落下腸」)を診断・治療する方法を発表。新聞・雑誌掲載、TV・ラジオ出演多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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