出版社内容情報
AYA世代は、学業、就職、結婚、妊娠・出産など大きな転換期を迎える時期です。このような時期にがんと診断されると、特にAYA世代は治療による体の負担や副作用によって妊娠する力に影響が出たり、学業の継続やキャリアの形成等で困難が生じたりするなど、世代特有の生きにくさを抱えることが少なくありません。またAYA世代は希少がんにかかることも多く、成人がんに比べ情報が少なくとても困っている状況にあります。同年代のがん患者が少ないため周囲と悩みを共有できず、不安を抱く人も少なくありません。
本書は、AYA世代のがん患者へのサバイバーシップ支援に力を注いでいる一般社団法人AYAがんの医療と支援のあり方研究会にご協力いただき、AYA世代でがんと診断された人とその家族に向けて、退院後の生活上の困りごとや悩みの解決に役立つと思われる情報を37のヒントにまとめました。AYA世代のがん患者と家族が将来に希望を持てるガイドブックとなっています。
内容説明
生きていくのに必要な「お金」「仕事・学校」「性と妊娠」「コミュニケーション」に関する情報をまとめた、AYA世代がん患者と家族が将来に希望を持てるガイドブック。
目次
第1章 AYA世代のがんとは
第2章 学校のこと
第3章 仕事のこと
第4章 性と妊娠のこと
第5章 周囲の人とのコミュニケーション
第6章 情報との付き合い方
第7章 お金のこと