出版社内容情報
98年5月に放送されたNHKスペシャル「もっと僕を知ってほしい」で紹介された拓矢くん(番組内ではAくん)。本書は、ADHD(注意欠陥多動性障碍)の症状をもつ拓矢くん(当時小学校2年生)をめぐって、母親と担任教師が1年間にわたって交換した連絡ノートです。拓矢くんは、家族、教師、クラスの仲間と一緒に成長していきます。ADHDに関心をもつすべての教師と親たちへ。
ADHD(注意欠陥多動性障碍)に関心をもつすべての教師と親たちへ。
内容説明
NHKスペシャル「もっと僕を知ってほしい」(98年5月放映)で反響を呼んだADHD児のA君(番組での呼び名、本名は松下拓矢くん)。あれから4年、拓矢くんは、家族、教師、クラスの仲間と一緒に成長しています。教育に対する担任教師の健康な意欲、先生の理解が得られたことに対する母親の深い感謝の気持ち。「最善を尽くして、待つ」子育ての実践記録。
目次
序文・拓矢君のこと―家族に恵まれ、先生に励まされ
拓矢の生い立ち
ADHD児を育てる・母親と教師の交換日記
拓矢くんと過ごした学期
あれから
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
碧子
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お母さんと担任の先生のとてもリアルな毎日のやり取りノート。拓矢くん御本人の様子、周囲のお友達との出来事、いいことも悪いこともそのままの言葉で綴られている。とても理解深い学校の先生たちやお医者さんたちとの出会いがあったのですね。本当にお幸せだと思います。懇談会で両親揃って他の保護者さんにお話をされるところはもう胸が痛くて痛くて仕方がなかったです。人との出会いの大切さを再確認しました。2015/11/27
ぬー
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拓也くんが自分のADHDを治したいと思っていることに驚いた。子どもの中にも悩みや苦しみ、葛藤があると思う。子どもの色々な面を認め、理解し、手を差しのべてあげることができる人間にならなければ!そしてそれができる子どもを育てなければ!親と先生、先生同士、親同士、密な連携は重要。2012/03/16