内容説明
出雲族の血を継ぐ登山家はチベットとの運命の縁起の伝説に辿り着く。出雲神話マニアもチベットフリークも知らなかった新事実がいま明かされる。
目次
プロローグ―偶然と必然、淘汰と進化
クーンブからチベット探査への道のり
チベットに勾玉がある?勾玉とチベット天珠
出雲神話から我が原風景をたどる
出雲大峯の観音様とチベットの仏縁
チベットの登山における信仰上の課題
山王寺のス(男)
矢島保治郎のチベット潜入とチベット国旗
矢島保治郎と勾玉
出雲族の口伝と「くまくましき」のこと
チベットからヒマラヤを越えた少年僧
エピローグ―アイデンティティとしての心の故郷は軸として縁起する
著者等紹介
渡部秀樹[ワタナベヒデキ]
1960年、島根県松江市生まれ。松江南高校、福岡大学化学工学科卒。学生時代から登山を始め、アルプスでの登山が縁でアルパインツアーサービス(株)に入社。世界約六十か国に登山、トレッキング、調査隊として足跡を残し、特にチベット文化圏訪問は百回を超える。日本山岳会、日本山岳ガイド協会、横断山脈研究会、福岡登高会、福岡大学山岳会、チベット文化研究会などに所属。著書『ヒマラヤの東 崗日〓布山群―踏査と探検史』(松本〓夫編著、辻和毅・渡部秀樹著、櫂歌書房、2007年)が秩父宮記念山岳賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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