血と涙の大地の記憶―「文革地獄」の真実を求める長い旅にて

個数:

血と涙の大地の記憶―「文革地獄」の真実を求める長い旅にて

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月16日 12時20分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 575p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784867350447
  • NDC分類 222.077
  • Cコード C1022

内容説明

膨大な血と涙が流れた大地の記憶を発掘!加害者も被害者も、沈黙し続けてきた中国で受難者の足跡を、生涯をかけて尋ね歩く孤高の歴史家の調査記録とその分析。王友琴関係・文革三部作の完成。

目次

第1篇 恐怖の「紅い八月」
第2篇 生徒が先生を殴った革命:一九六六
第3篇 日記を壊した革命
第4篇 清華大学附属中高校の闘争モデル
第5篇 文革「闘争会」に関する調査と考察
第6篇 受難者の側から“反右派闘争”と“文革”との関連性を考える―北京大学を例として
第7篇 文革における『羅生門』的現象―北京大学が「林彪の娘を迫害した」といわれる事例について
第8篇 文革反省の一視角
第9篇 張春橋の亡霊が漂っている
第10篇 宗教信仰を持つ人々の受難記
附録 毛沢東独裁下、史上未曾有の飢餓地獄の記録(一九五九~一九六一年)裴毅然著『赤難史證(第八章「進入天童」)』

著者等紹介

王友琴[オウユウキン]
1952年生まれ。女性。北京師範大学附属女子中学に飛び級で入学(13歳)、この年に文革が始まる。中学在学中、1966年夏、紅衛兵運動に遭う。両親の出身階級が教師だったため身分が悪いと迫害された。まだ17歳にもならないのに14歳の妹と共に雲南省に下放され、6年間、貧苦の中でゴムの木を植えさせられた。後、北京大学中文系に合格、社会科学院で博士号取得の後、アメリカにわたり、スタンフォード大学、シカゴ大学で教鞭をとり、文革の実態調査と歴史研究を続ける

小林一美[コバヤシカズミ]
1937年長野県八ヶ岳南麓に生まれる。この年、スターリンの赤軍将校の大粛清、日本軍の上海攻撃、南京占領の虐殺事件が起きる。8歳の時、敗戦。以後、占領下で、落合村立落合小学校を経て諏訪清陵高校、東京教育大学で学ぶ。専門は世界史の理論と中国史研究。名城大学、神奈川大学の教師を勤める

佐竹保子[サタケヤスコ]
東北大学文学部卒。同大学院博士課程後期単位取得退学。博士(文学)。在学中に北京大学中国語言文学系高級進修生。東北学院大学、鳴門教育大学、東北大学大学院文学研究科を経て、現在、東北大学名誉教授・大東文化大学外国語学部特任教授。専攻は中国古典文学、漢魏六朝文学

土屋紀義[ツチヤノリヨシ]
1946年東京都生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程中退。長年の国立国会図書館職員を退官後、大阪学院大学教授等を経て現在同大学名誉教授

多田狷介[タダケンスケ]
1938年茨城県に生まれる。1968年東京教育大学文学研究科博士課程(東洋史学専攻)単位取得退学。公益財団法人東洋文庫研究員、日本女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BLACK無糖好き

21
お馴染みのこの企画も本書で区切りとなるようだ。文化大革命に関する研究は数あれど、受難者の詳細をここまで克明に記したものはあまりなく、紅衛兵が教師を嬲り殺しにする凄惨な場面が延々と続く。1966年の「紅い八月」北京だけで1772人が殴り殺された(文革後『北京日報』が公表)。あまりの惨たらしさに読みながら頭痛に襲われて薬を服用。そんな中、四人組の一人、張春橋が残した書物『獄中家書』で文革の理論と実践は正しかったとしており、これに賛同する人達もいることを書き記した論文に注目。歴史を否定する人達はどこにでもいる。2024/01/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20838325
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。