内容説明
映画『国宝』の主人公さながら!稀代の女方役者の半生記。中学卒業後、一般家庭から歌舞伎の世界へ。血の壁を越えて、主役の女方として歌舞伎座の舞台に立ち、その後、新派へ転身。市川春猿として、河合雪之丞として、己の芸を磨き続けた女方役者の静かなる想い。
目次
一章 歌舞伎との出会いと憧れ
二章 養成所から本名での初舞台まで
三章 女方について
四章 澤瀉屋時代 猿之助との出会い、市川春猿誕生
五章 猿之助の部屋子になる
六章 三代目猿之助のこと
七章 新派へ 河合雪之丞として
八章 歌舞伎・新派の未来
九章 私のこと、これからのこと
著者等紹介
河合雪之丞[カワイユキノジョウ]
1970年11月29日、東京都生まれ。1988年国立劇場歌舞伎俳優研修を修了し、同7月に三代目市川猿之助(現・二代目市川猿翁)に入門。二代目市川春猿を名乗る。1994年3月に三代目猿之助(二代目猿翁)の部屋子となり2000年、スーパー歌舞伎『新・三国志』の彩霞役で名題昇進。2007年第28回松尾芸能賞新人賞を受賞。2017年1月劇団新派へ移籍し、「河合雪之丞」に改名(屋号は白兎屋)。確かな実力で古典歌舞伎から新作歌舞伎、そして新派と幅広い芸域を保持し、存在感を放つ稀代の女方(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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