内容説明
世界中で抗議を惹起したサッコ・ヴァンゼッティ冤罪事件とは。無辜の二人のイタリア人移民、サッコとヴァンゼッティは、民族的差別と思想的偏見による死刑判決を受け、1927年にアメリカで電気椅子によって処刑された。サッコとヴァンゼッティの命が権力によって絶たれた経緯を、裁判記録と残された書簡で明らかにし、その根源的な意味を問う。
目次
1 二人のイタリアでの生活
2 「自由の国」の現実
3 二人の裁判の経緯
4 二人の裁判の実体
5 死刑執行までの戦いと苦悶の日々
6 死刑執行後の動向
著者等紹介
藤澤房俊[フジサワフサトシ]
1943年東京に生まれる。早稲田大学大学院博士課程修了。文学博士。東京経済大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
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