内容説明
データで読み解く精神障害者の「幸せな働き方」。上司として、同僚として、後輩として、ともに満足して働き続ける秘訣を徹底解説。
目次
第1章 統合失調症の人との関わり方
第2章 統合失調症とストレスの関係
第3章 やる気を引き出す雇用の仕組み
第4章 リスクを減らす雇用のヒント
第5章 ストレス対処の六つの蛇口
第6章 レジリエンスとQWLとの関係
第7章 その他のエビデンスが示したQWL
著者等紹介
松岡広樹[マツオカヒロキ]
1975年、埼玉県川口市生まれ。一般社団法人キャリカ代表理事、立正大学特任准教授。20年間ソーシャルワーカーとして、障害者の就労支援に携わる。筑波大学大学院で職業リハビリテーションの研究を行った。研究に基づく実践が評価され「茗溪会賞」を受賞。41歳で一般社団法人キャリカを設立。障害者の就労支援を通して、ソーシャルインクルージョンへの取り組みを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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てくてく
6
何かで紹介されていたのを見て購読。タイトルから、同僚が統合失調症になったらどう接するのか、という本かと思っていたが、こちらは統合失調症の人が働く上で躓きやすい事柄とその対応を事例紹介を通じて説明したもので、上司や支援者(就労支援員)向けだった。 それなりに訓練を受けていない人が本書で示された事柄を実践するのは難しそうで、だからこそ就労支援員たちの存在が重要なのだと思った。2023/02/13
uettee
1
統合失調症患者は、自分の殻に閉じこもっていると言われることがあったり、失敗を多くしてしまうため、中々自信が持てないということがあるように思う。社会で生活していくためには、何らかのきっかけで、少しずつ社会慣れしていく必要もあるかと思う。完璧主義にならずに、なるべく否定的にはならずに、少しでも成功した体験を大切に、無理なく自己肯定をしていくことも大事だと思われる。また、社会の動向を見つめ、自分に合った価値観、居場所などを確立していくのがいいのかなと思う。2023/06/19