内容説明
巳年(令和7年・2025年)記念出版!郵便学者による「干支の文化史」シリーズ第2作。蛇をめぐるポジティヴ・ネガティヴ、さまざまなイメージの背景にある歴史的・社会的文脈について、主に切手を手掛かりとして読み解く。
目次
第1章 鏡餅と蛇神信仰
第2章 インド神話と仏教の蛇
第3章 ファラオとコブラ
第4章 ヘルメス/マーキュリーの蛇杖
第5章 メドゥーサからアスクレピオスの杖へ
第6章 エデンの園
第7章 蛇と戦争
著者等紹介
内藤陽介[ナイトウヨウスケ]
1967年東京都生まれ。東京大学文学部卒業。郵便学者。日本文芸家協会会員。切手等の郵便資料から国家や地域のあり方を読み解く「郵便学」を提唱し、研究著作活動を続けている。文化放送「おはよう寺ちゃん 活動中」、インターネット番組「ニッポンジャーナル」コメンテーターのほか、インターネット放送「チャンネルくらら」のレギュラー番組「内藤陽介の世界を読む」などを配信中。また、2022年より、オンライン・サロン「内藤総研」を開設、原則毎日配信のメルマガ、動画配信など、精力的に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
1
蛇の象徴:生命力 再生 豊穣 知恵 守護 神秘 畏怖 変容 二面性 精霊 循環 長寿 破壊と創造 宗教と神話:蛇神信仰 ナーガ ウーラエウス アスクレピオス メドゥーサ エデンの蛇 創世神話 ヘルメスの蛇杖 仏教神話 インド神話 キリスト教神話 神聖動物 歴史と文化:古代エジプト ギリシャ神話 日本神話 鏡餅 戦争と蛇 蛇の崇拝 占星術 風水 美術表現 伝説と寓話 文化の変遷 社会と信仰:鏡餅と蛇 年中行事 伝統行事 宗教儀礼 蛇の恐怖と敬意 迷信と伝承 切手の蛇 祭祀と儀礼 精神文化 農耕信仰 守護神2025/03/08
ちもころ
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初見のことがあまりに多すぎて、冒頭の日本の話だけでギブアップした2025/04/22
椎名千歳
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世界の蛇に関する切手から読み解く文化史についての本。 「切手は発行国の政治的主張や歴史観が反映されることが多い」という一文に納得。 さまざまな時代や国の「蛇」と「切手」にまつわる文化や歴史に触れることができるのがとても興味深かった。 ただその分きちんと理解するためには幅広い知識が求められるように感じた。じっくりと腰を据えて読み解いていきたい本。2025/02/25