内容説明
『神皇正統記』を通して中世日本の天皇家と台頭する武士との葛藤・内乱の南北朝動乱を物語る。古代、中世、近代、そして現在に至るまでの天皇制と皇位継承のシンボル=鏡・玉・剣(三種の神器)が、いかなる意味と価値をもったのか、世界的視野から見直す。
目次
第1部(三種の神器の由来;皇位継承のシンボル;記紀神話の三種の神器;太安万侶の古事記序文)
第2部(『神皇正統記』と北畠親房;『神皇正統記』にみる後醍醐天皇;南北朝論争)
著者等紹介
林順治[ハヤシジュンジ]
旧姓福岡。1940年東京生れ。東京空襲の1年前の1944年、父母の郷里秋田県横手市に移住。県立横手高校から早稲田大学露文科に進学するも中退。1972年三一書房に入社。取締役編集部長を経て2006年3月退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。