ことのは文庫<br> 待ち合わせは“本の庭”で―吉祥寺・シェア型書店の小さな謎

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ことのは文庫
待ち合わせは“本の庭”で―吉祥寺・シェア型書店の小さな謎

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784867168523
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

舞台は吉祥寺。個性豊かなシェア型書店の「売り物ではない一冊の本」から始まる、素敵で優しい謎解きの世界へようこそ。


【目次】

内容説明

ここは東京・吉祥寺にあるシェア型書店〈本の庭〉。「棚主」と呼ばれる「小さな書店の店主たち」が店内に思い思いの本を並べて売る、この風変わりなお店には、いつでも小さな「謎」が集まってくる。青春時代に親友と交換した大切な本の記憶を取り戻したい老婦人。製作者不明の同じZINEを買い続けるお客さんと棚主の攻防。書き込みだらけの「読み跡本」に込められた思い。この書店のはじめの一冊として「売り物ではない本」が置かれた理由―。見逃してしまった誰かの「思い」が、時を超えて「謎」として目の前に現れたとき、きっとこの書店の仲間は、それを解く手助けをしてくれる。書物と珈琲の香り漂う、素敵で優しい「小さな謎解き」の世界へようこそ。

著者等紹介

藤野ふじの[フジノフジノ]
東京都出身。ことのは文庫『ネコとカレーライス スパイスと秘密のしっぽ』にてデビュー。同作にて「カレー・オブ・ザ・イヤー2022 企画部門」を小説作品として初受賞。短編「おとむらいに誘われて」で書肆侃侃房主催第5回ことばと新人賞佳作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

173
本棚に収まる数多の世界が私たちを待っている。偶然の贈り物が届いたとき、新しい扉がひらく。本を読み始めると美しい言葉がきらめいてくる。大切な人を夢みる朝も、涙がとけていく夜もある。読み終えたときにしか抱けない感性がある。物語から現実に続く道を越えると思い出に変わり、忘れられない一冊となる。消えゆく記憶は切なさとともに、薄れゆく願いはやさしさとともに包まれている。痕跡は次の読者への手紙となり受け継がれていく。シェア型書店「本の庭」に集う人は本を心の底から愛している。棚主の思いは人と人を紡ぎ、心と心をつなげる。2025/09/01

夜長月🌙

55
吉祥寺のシェア型書店を舞台に棚主とお客さんたちの交流を描いた作品です。一般の書店は本を買いに行くところかもしれませんが、シェア型書店は新しいワクワクを見つけに行くところです。100人の棚主がいてそれぞれの人生が垣間見られます。(デンマーク発の「人間図書館」も興味深い話しでした)2025/11/03

ゆのん

41
棚主がそれぞれに選書した本を自分の棚に置くシェア型書店を舞台にした物語。棚主が選書した本には格別な思いが込められていて、本好きには共感できる部分が多かった。 以前、ある作家が『書店は本を買うだけではなく、体験でもある。』と語っていたが、美しい庭に美味しいコーヒー、棚主の本への思いを語り合うこの書店はまさに体験なのではと思った。昔、読んだ本を再読した時や、子供の頃に読んだ絵本を見つけた時、内容よりもその頃の思い出が急に甦る事がある。本はそんな素敵な体験をもくれる。シェア型書店、機会があれば行ってみたい。2026/01/10

オセロ

36
シェア型の本屋というものにピンとこなかったので、途中で登場人物が面食らいましたが、謎解きは面白かったですね。ただ、シェア型の本屋が最後までイメージ出来ず、没入感はあまりなかったです。2025/11/18

Hanna

6
シェア型の本屋さんのお話。結果が変わる本について、あれこれ思い出していて、ホントに小説好きな人たちの会話だなぁと。珍しく、デンマークで始まった取り組みの「人間図書館」も出てきました。2025/12/26

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