出版社内容情報
大奥で亡霊騒ぎを調査する「御幽筆」の里沙へ友を想う女中から依頼が。だがそれはある人物の意外な過去へと展開し!?感動の第3弾!
内容説明
大奥で唯一のお役目である「御幽筆」として亡霊騒ぎを調査する里沙のもとへ、毎晩うなされる友を心配する女中から依頼が持ち込まれる。さっそく亡霊の仕業ではないかと調査を始める里沙。だがその傍らにはあらたな亡霊の姿が…。人と亡霊、生者と死者。決して交わることのないそれぞれの想いが、霊視の力で綴られた里沙の手紙によって交錯する時、里沙は親友のお松に隠されたある想いを知ることになる―。大奥を舞台に女中たちの友情を綴る、彷徨える亡霊の魂を救う感涙の歴史ファンタジー!
著者等紹介
菊川あすか[キクカワアスカ]
2017年、スターツ出版から『君が涙を忘れる日まで。』でデビュー。江戸時代好きがきっかけで大奥の物語を書き、泣ける文芸コンテストに応募、受賞に至る。本作はその受賞作をシリーズ化し、新たに書き下ろした第3弾となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっしー
20
シリーズ3作目。今回は友情がテーマとなったお話の集まりでした。佐之介の他に大奥にやってきた亡霊、態度などから今を生きる人と近しい存在なのかと考えていたのですが、そこは予想通り。寧ろ、めっちゃ中心人物だった事に驚きました。佐之介の事に関しては分かったような遠のいたような…。気になる事が増えつつあるので、早く知りたいです!!2026/02/02
すがはら
7
松が時々思い出していた女性が判明。不慮の事故とか病で早逝した人と残された人達の話くらいのほうがしみじみとほっこりで読後感が良いのですが、裏の陰謀とか異常者か愉快犯的な存在が見えてきて、ちょっと身構えてしまいます。最後は嫌な人達が排除されてスッキリ大団円なのかな。このお話では、亡霊は年数を重ねるごとに姿がはっきりしてくるそうですが。何だか、それはもう物の怪化してるってことではないのか?なんて思ってしまいました。実物をよく知らないからただのイメージですけど。今回は佐之介より松と藤が頼もしかった印象です。2026/03/13
陽ちゃん
7
シリーズ3作目。 今回は友情がテーマとのことで、お末の夕霧と初音の話がメインでしたが、もう一人現れた奥女中の亡霊絡みでお松の過去が明らかになり、お里沙とお松の友情もより堅固なもの に。その分、佐之介の過去については、分かってきたこともあるものの、彼に負の感情をもたらす存在については謎のままなので、引き続きモヤモヤしています。2025/03/13
Hanna
6
シリーズ第3弾。友情をテーマにに展開。お里沙とお松の友情が心に残った。2026/03/04
色素薄い系
3
今回は友情がテーマとあったように初音と夕霧、里沙と松、松と…という3組の絆が見える話でした。その分左之介と里沙の関係や左之介の記憶に関しては劇的な何かはない。でも徐々に解き明かすヒントみたいなものは出て来ているようです。そもそもが夕霧に憑依していた霊は何を目的として里沙達の前に現れたのか分からないままだし、大奥内の事情に詳しかった僧侶の情報源なんかが漠然と見えてきたけどそれがどう作用するのかはまだ不明。藤は自分が死ななければならなかった理由を知らないまま成仏したけど知らないままでいいのか…と若干思った。2024/09/25




