出版社内容情報
攻撃魔法を使えるのは男のみ。そんな不文律を破る唯一の女ユフィは、その圧倒的な破壊力を武器?に回復魔法使いを目指す!
内容説明
「消えてなくなれ私の黒歴史!」―聖女になりたい。ユフィ・アビシャスが心の底からそう思った理由はただ一つ。『ユフィちゃん、いつも一人だね』忌々しきこの言葉を人生から撲滅するためだ。幸いなことに、平民にもかかわらず並外れた魔力を授かったユフィは、聖女となって人気者になりたいという下心を胸に魔法学園に入学する。しかしユフィには秘密があった。ユフィが使える魔法はなぜか、男性しか使うことのできない攻撃魔法だったのだ―。これは、そんなちょっとコミュ障な少女が、友達を一人作るという高い目標を挫けながらも聖女を目指して邁進する物語である。
著者等紹介
青季ふゆ[アオキフユ]
高知県産の小説家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたー
26
★★★★★この主人公…おもしれー女が過ぎるッ。聖女に憧れて魔法学校へ入学した主人公。聖女になるための資質である、女性しか使えない回復魔法の腕はからきし、かつ、陰キャぼっちを拗らせたせいによる奇行の数々で入学早々、孤立してしまう彼女であったが、実は男性しか使えないはずの攻撃魔法を習得し、史上初めて全属性の魔法を操ることができる規格外の才能を持っていたことから始まる魔法学園ファンタジー。ゴボウ片手に卑屈そうな引き笑いをしている表紙の時点で買うしかないと思ったが、口絵もそれに負けず劣らずのインパクトで良かった。2024/03/02
彩灯尋
18
表紙何気にゴボウなの笑うって。誰よりも強いのにコミュ障陰キャすぎるギャップがとても面白かった。男しか攻撃魔法を使えない、女しか回復魔法を使えない世界でなぜか女なのに攻撃魔法が使える主人公という設定からもう面白さがにじみ出ている。攻撃魔法をぶっ放したりとやっていることは格好いいはずなのに、いろいろと残念すぎるところが逆に好きだった。2024/12/19
サキイカスルメ
15
聖女になりたい理由に共感しかない。お友達欲しいよね、わかる。主人公のユフィがすごく好き。超絶人見知りの解像度が高すぎて笑いました。聖女は癒し魔法の最上級的存在なのに、女性にはできないはずの攻撃魔法を一生懸命極めてしまって規格外の強さになってしまった不器用さとか、可愛い。最初の方はそんな彼女の空回りコメディ、中盤以降は彼女に少しずつお友達、仲間と呼べる人たちができていくハートフル、たまに攻撃魔法をぶっ放すお話で楽しかったです。唯一の女友達が一番危険な香りするの面白いよなぁ。男性陣の方がまともなのよ。2024/02/29
alleine05
10
微妙。ぼっちいじりネタが痛々しく感じられてトラウマを刺激されてつらかった。ぼっちいじりネタがダメってわけではないと思うのだけど、何故かこの作品は笑いにつながるよりもトラウマを刺激される方が大きかった。またぼっちいじりネタ以外のギャグも笑いのツボが合わなくてそれほど面白く思えなかった。魔術のネーミングは『スレイヤーズ』を思い出させてちょっとなつかしかった。2024/03/19
しまふくろう
9
なんとなく買い。 絵は面白可愛い。 物語は女性は回復魔法しか使えない世界で、何故か攻撃魔法しか使えないぼっち系女の子のお話。コミュ力は壊滅的で常時一人きりあるものの、イマジナリー友人のシンユーのお陰で普段でも会話があるのが噴き出した。いや当人的には笑い事ではないんだが。ふとした切っ掛けで思い出される過去のぼっちエピソードなど、可哀想と思いつつ笑ってしまうのも面白かった。不穏な要因はあるものの、学校では運よく優しい人達に囲まれて一安心というところで続くだった。 これからどうなるのか、続きが楽しみ。2025/01/05
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