出版社内容情報
侍の亡霊、佐之介とともに御火の番の亡霊騒ぎを解決し、霊視の力が認められた里沙。
その功績により、大奥で亡霊による怪事を解決し、記録に残す「御幽筆」という
特別なお役目を与えられるが、その傍らにはいつも佐之介の姿があった。
男子禁制の大奥で、幽霊とはいえ佐之介とともに行動することに戸惑いを覚える里沙。
しかし、彼女の中で佐之介の存在はどんどん大きくなっていくようで――。
大奥に現れた新たな亡霊は菓子職人!?
亡霊の抱く悲恋の行方に里沙はある行動に出る――。
内容説明
侍の亡霊、佐之介とともに御火の番の亡霊騒ぎを解決し、霊視の力が認められた里沙。その功績により、大奥で亡霊による怪事を解決し、記録に残す「御幽筆」という特別なお役目を与えられるが、その傍らにはいつも佐之介の姿があった。男子禁制の大奥で、亡霊とはいえ佐之介とともに行動することに戸惑いを覚える理沙。しかし、彼女の中で佐之介の存在はどんどん大きくなっていくようで―。
著者等紹介
菊川あすか[キクカワアスカ]
東京都在住。2017年、スターツ出版から『君が涙を忘れる日まで。』でデビュー。江戸時代好きがきっかけで大奥の物語を書き、泣ける文芸コンテストに応募、受賞に至る。本作はその受賞作をシリーズ化し、あらたに書き下ろした第2弾となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユウハル
6
新吉の純粋な思いや願いが大切な人に届くよう願いながら読みました。不穏な怪僧の登場にハラハラしました。今回は良くてもこれからどうなってしまうのか。 里沙と佐之介の大切に思い合ってる素敵な関係がこの先どうなってしまうのか…とても気になる終わり方でした。2023/10/24
色素薄い系
3
面白かったです。左之介が過去を少し思い出した事で里沙だけが特別で惹かれたという部分が薄くなってしまったように思うんだけど…と若干思う。里沙が左之介に惹かれるのは分かるんだよ。前回は物騒な事は起きなかったけど今回からは謎の僧侶が出て来て波乱がありそうな感じで終わっているので続きが楽しみな反面撃退する能力も何も持っていない里沙がどうなってしまうのか心配。左之介が守るにしても限界があるし…2024/07/14
Nori
3
シリーズ第2弾。前作の記憶がだいぶ薄れているけど読みながら思い出していく。個人的には本作はめっちゃ好みでした。こういう切ない話が大好きなんです。そして、シリーズ的にも色々と展開があり今から次巻が楽しみ。そして、作中に出てきたお美津の方はそのあそんな人生を歩んだんですね。2024/07/12
みちちゃん
0
実話なら怪談になる内容がすてきなファンタジーになっている。本文にもある人にとって一番大切な優しさや思いやりがあふれたお話だから。もう一つ大切なことは人を真から愛せるということ。新吉と美津・里沙と佐之介は生きる世界を異にしても真から相手を愛している。こんな恋愛ができたら心が豊かになるだろうな。一生の宝になると思う。2024/11/21
ミント
0
★★★★★ #NetGalleyJP 続編楽しみにしてました。 大奥で御右筆見習いとして奉公している里沙は、亡霊騒ぎを解決したことが認められたれ、大奥を彷徨う亡霊による怪事を解決し記録する「御幽筆」としての役割が与えられた。 今回は和菓子職人の新吉の大切な記憶を取り戻すため、里沙と佐之助が行動する。不穏な勢力も登場しハラハラし2023/10/06