日本の鍛冶の技術論

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日本の鍛冶の技術論

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  • サイズ A5判/ページ数 288p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784867070130
  • NDC分類 566.2
  • Cコード C3057

内容説明

日本の鍛冶の特徴は、たたら製鉄で造った鋼塊(〓)を錬ることにある。これを鍛錬という。鋼塊を潰し、積み重ねて藁灰と泥を塗し、真赤に加熱して打つと互いに面が溶接する。これを延して折り曲げ溶接する。刃物は4、5回鍛錬する。なぜこのように簡単に鍛接面を溶接できるのか。計測器もない1500年も前の時代に何を指標にして鍛接作業を行ったのだろうか。その指標は、炎の中に生じる白い火花「沸き花」である。沸き花は鉄が溶けた証拠である。鋼片の再溶解や銑鉄(銑)の溶解時にも発生する。鍛錬した鋼は錆び難く、刃物の地肌に模様を生み出す。永田たたらで造った〓から切出しナイフや包丁を作ってみませんか。本書はその指南書です。

目次

第1章 鍛冶体験と道具
第2章 銑と〓
第3章 和鉄のリサイクル―卸し鉄
第4章 手子棒と手子台
第5章 鍛錬
第6章 造り込みと素延べおよび火造り
第7章 焼入れ
第8章 研ぎ
第9章 切り出しナイフ作り
第10章 包丁の製造
第11章 日本刀の作製
第12章 鋸の製造
第13章 刃物の切れ味
第14章 和銑の脱炭と包丁鉄
第15章 洋鉄
第16章 錬鉄と溶鋼
第17章 銑の溶融
第18章 鍛接と沸き花
第19章 和鉄はなぜ錆び難いのか
第20章 伝統技術の伝承
付録

著者等紹介

永田和宏[ナガタカズヒロ]
1946年岐阜県生まれ。1969年東京工業大学工学部金属工学科卒業、1975年同大学院理工学研究科博士課程修了、工学博士。ベネズエラ国立科学研究所主任研究員、マサチューセッツ工科大学(MIT)客員助教授、東京工業大学教授、東京藝術大学教授を経て、東京工業大学名誉教授、日本鉄鋼協会名誉会員。現代製鉄に関する鉄冶金学の研究を基に、たたら製鉄および古代製鉄の技術を解明して永田たたらを考案する一方、たたら製鉄からヒントを得て粉体原料を用いたマイクロ波加熱高速製鉄法を発明した。ものづくりの原点であるたたら製鉄や鍛冶の技術をわかりやすく解説して、子供たちや一般の人たちに科学の面白さを伝えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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